2018年6月29日

カモの親子のある日

公園は本当に楽しい。
晴れた日には人も多いけれど、カラスやカモも多い。最近はスズメが少ないようにおもえるけれど、どうしたのかとちょっと気になるこの頃。

今日はカモの親子の愛らしい姿をご紹介。

雨が降り続いてお水が濁り、水泳の練習ができなかったけれど、
今日はお水の健康もよさそう。

では久々に泳ぎの練習。
は~い、しっかり続いてくるのよ。
迷子にならないように気を付けてね。
かなりの上達。うれしいわ。

ではもっと先に行きましょうね。
ではここでUターン。

お上手お上手。
泳ぎ続けて疲れたから、一休み。
ここにのぼれるわね。

この後また泳ぐから、しっかり体を休めるのよ。

2018年6月27日

OECD日本大使公邸でのガーデン・パーティー

6月はガーデン・パーティーに理想的な月。その理想的な月の26日、OECD日本大使公邸で恒例のガーデン・パーティーが開催されました。

飛び切りの快晴の日のガーデン・パーティー。
緑に恵まれたOECD日本大使公邸は、空気がひときわ爽やか。
噴水の音が情緒をかもし出します。

今回は長年の友人がパリにいらしていたので、ご一緒しました。
エレガントで、飛びぬけておしゃれ上手。
日本でディオールとフレッドの役職を長年務めた、キャリアウーマンの谷口久美さんです。突然パリにいらっしゃると連絡がありびっくり。6年ぶりだそう。

彼女の友人のアーティスト古戸さんと3人で出席。

満開のアジサイに負けないよう、話しに花を咲かせた4人です。
左から笹川日仏財団理事長夫人、私、谷口久美さん、古戸真穂さん。

快晴に恵まれてのガーデン・パーティーでは、多くの人々とご挨拶しながら交流をおおいに楽しみました。

虎屋のお菓子が見事に並んでいて、フランス人の感嘆の声が飛び交います。

絵付けの実演もあり、素早く正確な作業が素晴らしい。

日本人ならではのデリケートな和菓子。

ずっと眺めていたいとも思いましたが、
美味しそうな誘惑に負けて二つともいただきました。
おさえた甘味が最高。
お寿司、鳥のから揚げ、揚げたてのエビ天ぷら、日本酒・・・
いつもながら、お料理もたっぷりで心から楽しみました。

2018年6月25日

パリの犬たち 173

どうしても消えないシワ。

顔のシワが気になっているの。
特別なスキンケアをしなくてかいけないの?
でも、あまりにも種類が多くて迷っているの。
その間にもシワがうふえているようで、こわいワン。

2018年6月22日

メトロの駅名は語る 89

Ecole militaire 
エコール・ミリテール(8号線)

エコール・ミリテールは陸軍士官学校のことで、ナポレオンが学んだ学校として名が知られています。

建築当時の陸軍士官学校。

貴族の子弟の高度な軍事教育を行う目的で設立された陸軍士官学校は、ルイ15世の命令によるものでした。

国王にその進言をしたのはサックス元帥で、いくつもの戦いで苦戦し、フランス軍の強化が必要だと実感したためです。

陸軍士官学校建築を命じたルイ15世

陸軍士官学校創設におおきな役割を果たした、
ポンパドゥール夫人。

当初、ルイ15世はあまり乗り気ではなかったのですが、国王の愛妾ポンパドゥール夫人の熱意に動かされ、決断を下します。

建築家として選ばれたのはアンジュ=ジャック・ガブリエル。国王お気に入りの建築家で、パリ中心のルイ15世広場(現在のコンコルド広場)、ヴェルサイユのプティ・トリアノンなど優れた建造物を残しています。

ルイ15世お気に入りの建築家、
アンジュ=ジャック・ガブリエル。

1751年9月13日、建築開始。資金不足で途中で工事が中断されたこともありましたが、コリント様式の柱が印象的な、左右対称の宮殿のような重厚な陸軍士官学校が無事に完成しました。

若き日のナポレオン・ボナパルト。

ナポレオン・ボナパルトは1784年10月に入学し、1785年10月に卒業。
数学に飛びぬけた才能を発揮し、常にトップでした。

陸軍士官学校全景。
美しい姿を保つこの学校は、今では旧陸軍士官学校と呼ばれ世界遺産に登録されています。

2018年6月20日

パリ・京都友好同盟60周年記念

2018年はパリと京都が友好同盟を結んで60周年記念の年だそうです。
それをお祝いする式典が、6月19日夕方、パリ市長舎で行われました。

シャンデリアと天井画が豪華な間で、パリ副市長、門川大作京都市長のご挨拶でセレモニーが始まり、その後、力強いお能を鑑賞。

これほど近くでお能を鑑賞するのは初めて。
お囃子を耳にするたびに、こうした文化を保つ日本を誇りに思います。

舞台の上ではなく、客席と同じ高さでしかも身近なので、迫力がぐんぐん迫ります。お囃子が続く中、コシノジュンコさんのショウがそれに続きます。

お能とコシノジュンコさんの作品が見事に融合していて、少しの違和感もない演出が見事。京都ならではの雅の世界が展開され、夢の世界にいるようでした。

お囃子が続く中、
コシノジュンコさんのコレクションが披露されます。
鮮やかな色、大胆なライン。
個性的なヘアスタイル。

皆、言葉を失って見入ります。
羽衣を思わせるアイディアが素晴らしい。
日本の伝統と現代性の融合が見られます。
一番インパクトがあった作品。
圧倒されます。
お能の衣装も手掛けるコシノジュンコさん。
多才ですね。
フィナーレもまた独特。
コシノジュンコさんがひときわ大物に思えました。
感動的なショウが終わってすぐに、
高田賢三さんとお祝いの言葉をかけました。

「ジュンコ」「ケンちゃん」と呼び合うお二人は
ほんとうに仲良し。

その後は祭典の間に移動し、そこで木寺昌人駐仏日本大使のご挨拶。それに続くのは迫力満点の太鼓の演奏。
体の全細胞に届くようなパワフルな演奏。

日本酒、シャンパーニュ、ワイン、天ぷら、洋風おつまみ。
どこまでも友好ムードが広がります。
この日のために京都から大勢の方々がいらしていて、
優美な着物姿を見せていました。

パリで味わう京都の文化。二つの都市の全く異なる伝統の組み合わせが素晴らしく、久しぶりにかなり感動しました。

2018年6月19日

ル・ブリストル、ガーデン・パーティー

ル・ブリストル ホテルの恒例のガーデン・パーティーは、毎年多くの人が心待ちしてるお洒落なイヴェント。

今年は晴天に恵まれて大盛況。
パリでもっとも広い中庭や、そこに隣接するレセプションルームでビュッフェや会話を楽しんだり。マダムやマドモワゼルの装いも、皆、個性的でセンス磨きの参考になります。

3つ星を長年保っているスター的シェフ、エリック・フレションの美味を堪能できるガーデン・パーティーは、最高の贅沢。お料理がお料理なら、ドリンクも最高級ばかり。

旧貴族館のル・ブリストルにふさわしい、パリの香りに満ちた記憶の奥深くにいつまでも残るソワレでした。

旧貴族館のホテル、ル・ブリストル。
かつての良き時代を彷彿させるような社交は、
パリならではです。
ホテル内のの3つ星を長年保っているシェフ(右)と
新しく入ったパティシエの紹介もありました。

多津子さんとご一緒に出席。
話題が途切れず楽しいひと時を満喫。

花装飾は世界中で大人気のエリック・ショヴァン。
パリのエスプリがキラキラと輝いています。
レセプションルームも華やか。
フォアグラ、サーモン、野菜料理、スープ、生牡蠣、その場で握るお寿司・・・
10種類近くのデザート。

ビュッフェの裏側でシェフが見守ります。

数種類のチョコレートを組み合わせた
デザートをすすめるギャルソンも、
ご覧の通り甘い顔。

夕暮れのライトアップがロマンティック。
今から来年のガーデン・パーティーが楽しみ。

2018年6月17日

近郊でリフレッシュ

大雨が降ったり、急に暑くなったり、そしてまた急に寒くなったり、天候不順がまだ続いているパリ。

室内で原稿書きの仕事をしている私は、幸いなのかも。でも、好天になるとちょっと遠出をしたくなる。なので昨日も日帰りで郊外に。

車を一時間ほど走らせると、見渡す限り畑、畑。人の気配を全く感じられない光景がはるかかなたまでのびていて、やはりフランスは農業国だと改めて思う。

これほど平地ばかりの国も珍しい。
こうした大地を見る度に、紀元前にシーザーがこの地を征服するために、兵士を引き連れて馬で駆け巡ったのかと必ず思う。なぜか理由はわからないが、必ずシーザーに思いを馳せる。

今回行ったのは中世の面影を残している小さな町プロヴァン。
旧市街は城壁に囲まれていて、中世にタイムトリップしたような町。苔むした塔もある。かつての城砦の塔です。

その塔は石を不器用に積み上げたといった感じで、デコボコ。それだけに人間味があっていい。

ナンとそれが12世紀のセザールの塔。セザールはフランス語でシーザーのことだから、道中シーザーのことを考えていたので、この偶然にびっくり。

頑丈そうな城壁が町を守っています。
この中が旧市街。
12世紀の城砦の塔。

木枠をはめた建物が多く、道路幅は狭く、
規模が小さいお店が並んでいてかわいらしい。
旧市街の中央に広場があり、その周囲にも同じような建物が並んでいます。
元気をもらってまた散策。住民は親切だし、のんびりしているし、木々が多いので小鳥のさえずりが聞こえる。第一、空気の味が違う。
フランスはこうした町があちらこちらにあるのだから、いい国です。

ランチは中世の趣きがあるような古いレストランでいただきましたが、お味は近代的。盛り付けもおしゃれ。テーブルウエアもさっぱりしていて食欲が増します。

これだけでもメインになりそうな、ヴォリュームあるウサギのテリーヌ。

タラのお料理も様々なハーヴで一味違う。

デザートはフルーツの味を損なわない、フッレッシュ感覚が最高。

このような小さな町めぐりも、たまにはいい。
本拠はパリで、時々田舎暮し。これが理想。
だから多くのパリジャンが別荘を持っているのでしょう。その考え、よく分かります。

豊かな緑があちらこちらで、いい香りを放ちます。
やはり郊外はいい。

2018年6月15日

パリの犬たち 172

パパ、早く帰ってきて。

今日のパパのランチは、ワタシが入れないレストランだって。
だからお家で待っているの。
「ホーラ、ステキなスカーフをつけてあげるから、
おとなしく待っているんだよ」

と、トランプのファンでもないのに、
アメリカ国旗のモチーフのスカーフ。
正直言って、ちっともうれしくな~い。
時間がたてばたつほど心細くなる。
早くもどってきて、と絶叫した~い。

さみしい、さみしいワン。

道行く人が時々声をかけてくれるけれど、
やっぱりほんとうのパパがいい。