2025年10月21日

ルーヴル美術館、王家の宝飾品が盗まれた

 10月19日の朝9時半ころだった。4人の強盗がルーヴル美術館の窓ガラスを打ち破り、アポロンのギャラリーに進入し、歴史的に重要な宝飾品を奪い逃走。この前代未聞の出来事に、フランスだけでなく、世界中が驚愕。盗まれたのは歴代の王族が持っていた重要な逸品ばかり。それだけに衝撃が大きい。

数年前にこのアポロンのギャラリーを訪れ、ブログに書いたので詳しいことは下記の投稿をご覧下さい。

http://rumiko-paris.blogspot.com/2022/07/blog-post_12.htm

盗難された8つの宝飾品は、フランスの重要な歴史を語る計り知れないほど貴重なものばかり。以前訪れたときに写真を撮ったジュエリーもあり、思わず体が震えました。下の3枚の写真です。

ナポレオン1世の二番目のお妃、
マリー・ルイーズのネックレスとイヤリング。
ネックレスに使用されたエメラルドは32個。
ダイヤモンドは1138個。
ナポレオン3世のお妃ウジェニ―の
212個のパール、1998個のダイヤモンドがきらめくティアラ。
ウジェニー皇后のウエストの前を飾るゴージャスなジュエリー。
ホワイトダイヤモンド2434個。ピンクダイヤモンド196個。

アポロンのギャラリーには、マリー・アントワネットの娘が結婚後身につけていたジュエリーもあり、悲惨な少女時代を送ったけれど、結婚し華やかな日々を送った時代もあったのかと、 心が温まったものです。幸いなことに、今回の被害にはあっていないようです。