2018年3月1日

ディオール ニューコレクション

またシベリア寒波に襲われているフランス。
南仏でも雪が積もって大変のようです。
車が走行できず、あちらこちらで立ち往生。

パリも骨の中まで刺しこむような寒さ。
その中を心に太陽を抱きながら、2月28日、アヴェニュー・モンテーニュのディオール本社に向かいました。

シベリア寒波に負けない服装でディオール本社に。
前日にロダン美術館で発表された、2018-2019年秋冬コレクションをじっくり拝見するためです。同時にジュエリーと時計のニュー・コレクションも見れるとあって、寒さも気にならない。

でも、しっかりと冬支度。帽子も手袋もブーツもまた大活躍です。
華やかなブーケが随所でお出迎え。
心が和みます。

本社に入り、名前を告げて階段をのぼるときれいなブーケのお出迎え。
これで顔がほころびます。

要所要所で美女が満面の微笑みを浮かべて「ボンジュール」。
ますます温かくなってさらに階段をのぼり、いよいよサロンへ。

まあ、たいへんなにぎわい。
世界中から集まったファッション関係の人々の熱気が飛び交っていて、外の寒さなど想像もつかない。

しかも、今回のコレクションがカラフルで、パワフルで、楽しさや喜びがサロン一杯に満ち溢れている。

カラフルでパワフル。
パッチワークが目立つコレクションです。
アトリエの女性たちによる、緻密なテクニックが伺えます。

体が活性化され、
新しい自分発見ができそうなスカート。

思い切った装いで異なる自分をつくると、
人生が幅広く、長く感じられるはず。
私もこのスカートが欲しい。
ミンクのパッチワークのコート。
ところどころ透けているのがおしゃれ。
バッグもご覧のとおり。
これも欲しいです。
60年代には学生運動など、いろいろな変化が起き、女性たちが存在感を強く表現するようになった時代。それが主だったテーマのコレクション。

従来の規制概念を打ち破り、自分の、自分だけの人生を、自由に力強く生きていこうという思いが布地で表現されていて、それぞれの作品から活気が飛び跳ねています。

パッチワークが特に目立ちましたが、60年代の様々な社先的変化や、メゾンの過去から現在に至るまでのコレクションの変貌を組み合わているのだと思います。
ジュエリー展示会場もパッチワークのような装飾。
アーティスティックディレクターのヴィクトワールと
ムッシュ・ディオールのかわいい絵がいくつもあって、
まるで絵本を見ているよう。
絵が時々動くので、その変化を見るのも楽しい。
誰にも似合いそうなジュエリーばかり。
最後に時計が展示されているサロンへ。

アシメントリーの時計がいかにも現代的。
規制に捕らわれない自由があって、精神の解放を感じます。
花火の中で輝く時計。独創的な展示に脱帽。
花火はひっきりなしに変わります。
やはりディオールはすごい。
感激と興奮の連続で寒さはどこかへ飛んで行ってしまいました。

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