2018年4月23日

メトロの駅名は語る 81

Pont・Marie
ポン・マリー(7号線)

橋を造った技術者クリストフ・マリーの名が冠されています。

パリのブルジョアの家庭に生まれたクリストフ・マリーは、パリ市内に3つ、リヨンにひとつの橋を実現し、当時としてはかなり高齢の73歳で生涯を閉じています。

ポン・マリーは、サン・ルイ島と右岸をつなぐために造られた橋で、ポン・ヌフの次に古い橋です。

建築開始は1614年10月11日。
その日、母后マリー・ド・メディシスが見守る中で、国王ルイ13世が建築用の最初の石を置きました。

12、3歳のルイ13世。
この年齢のときに、
ポン・マリー建築の最初の石を置きました。

4つの柱の上に5つのアーチを設けたその橋は1635年に完成。
橋の上には、左右に25件ずつ、合計50件の家が並んでいました。
一階でブティックを経営し、階上を住まいにしていた人がほとんど。

けれども、他の橋と同じように家屋は18世紀に取り払われました。

1750年のポン・マリー。
橋の上に家が並んでいました。


橋の上の家はすべて取り払われ、
すっきりした橋になりました。

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