エグゼルマン(9号線)
ナポレオンの時世の軍人エグゼルマンを称える駅名。
レミー=イジドール・エグゼルマン元帥(1775-1852) |
エグゼルマンが目立った活躍をし始めたのは若干16歳で、その後多くの業績を称えられ数々の勲章と伯爵の称号も得ます。
ヴェルティンゲンの戦いのエグゼルマン。 |
特に目覚ましい活躍をしたのは、バイエルンのヴェルティンゲンでの対オーストリアの戦い。1805年10月8日、フランス軍がこの戦いで大勝利を得て、ナポレオンの戦史に名を残します。
モスクワ遠征、ワーテルローの戦いでも、エグゼルマンは皇帝とその軍に徹底的に忠実で、ナポレオン失脚後もボナパルト家とのコンタクトを絶やすことがありませんでした。
ナポレオンの甥、ルイ・ナポレオンが大統領になると、エリゼ宮に度々姿を見せるようになります。エグゼルマンは重要な相談役だったのです。
落馬が原因で76歳で生涯を閉じたときには、ナポレオン大統領列席のもとに、アンヴァリッドで葬儀が行われました。そこにはエグゼルマンが生涯忠誠を誓っていた、ナポレオン皇帝が眠っていたからです。
17世紀から続く由緒ある貴族令嬢と結婚したエグゼルマンは、10人もの子供に恵まれ、私生活は幸せそのものでした。
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