2020年4月11日

コロナウイルス 外出禁止令また延長

3月17日から3月末までフランス全土に外出禁止令が出されましたが、コロナウイルス感染者、犠牲者は一向に減らず4月15日まで延長。その間、医療従事者の驚異的活躍にもかかわらずコロナウイルスの威勢は衰えず、8日、大統領府は外出制限をさらに延長することを決定。4月13日、マクロン大統領がテレビで二度目の延長を正式に発表します。

軍用機、ペリコプター、高速列車TGVなどを使い、ベッド数が充分ある地方の病院、あるいはドイツにまで感染者を運ぶ映像をテレビで見るたびに、心強さを感じています。それでも収束のめどが立たず、外出制限を延長せざるを得ない状態なのです。フランスが誇る空母の乗組員の内50人以上がコロナウイルスに感染したという報道もありました。昨日夜のフランス保健省発表によると全国の死者13、197人、集中治療を受けている人は7、004人。緊張感がさらに高まっているフランスです。

車も人もほとんど通らない大通りで、
幸せそうに飛び交うハトたち。

嬉しそうに水浴びするハトたちの姿に、心が癒されます。

首都のパリから活気が失われ、車も人もほとんど見かけなくなって4週間目。車がほとんど通らない目抜き通りの真ん中を、ハトたちがのんびり歩いたり、道端の水たまりで水浴びを楽しむ姿を頻繁に見かけるこの頃。ずっと以前からこうした生活が営まれているように錯覚することもあります。

晴天が続き、空気も澄んでいて、街角に植えた花が咲き始めたパリ。外で思いっきり楽しみたいこのイースターのヴァカンス期間に、多くの違反者が出る恐れがあり、コントロールが一段と高まっています。まだ感染のピークに達していないフランス。個人個人の自覚がますます要求されます。

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