2020年9月1日

メーキャップにも変化が

 夏のヴァカンス後、コロナウイルス感染者が急激に増えて、屋外も屋内もマスク着用が義務化されたパリ。いままで屋外でのマスク使用は限られた場所だけだったのが全域となり、違反すると罰金135ユーロ。高いから、皆、しっかりマスクをしている。このアール・ド・マスク(私が勝手に作った言葉)は短期間にすっかり定着した感じ。いろいろなモチーフを楽しむ人もいますが、圧倒的に多いのはブル―のシンプルなマスク。その次は黒。

問題は屋内。会社勤めの人はひとり部屋で仕事をする人はマスクなしでもいいけれど、二人以上が同じオフィスにいる場合は、マスク着用が義務。

カラフルなメーキャップアイテム。
売り場に人の姿が見えません。

こうなると通勤のときも仕事場でもマスク、マスク。つまり一日中顔を見せることがない。なので、メーキャップも必要ない。元々パリジェンヌはファンデを塗らないで、チークをダイレクトにつけるのが好み。それに対してアイメーキャップは念入りにする。ただし、アイラッシュを付ける人は日本のように多くない。生まれ持ったまつ毛の長さや濃さが違うからでもあります。ほんとうに不公平。

コロナウイルスで売り上げの被害がもっとも大きいのは口紅。逆に伸びているのはアイメーキャップ製品。マスクをしていると、当然、視線は目に集中します。ということで、コスメティック業界にも変化がみられます。

そういえばテラス・レストランは9月末までだったのが、ナンとパリは2021年6月まで延長するそう。状況によって変更もありうるそうだけれど、経済がかなり不振だからか、コロナの猛威がそれほど長く続くのかわからないけれど、ちょっと不安。これではツーリストが来ないのも無理ない。

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