ゲテ(13号線)
若者に人気があるモンパルナス地域にあり、劇場やレストラン、カフェなどが軒を並べ華やかさがあふれるゲテ通りが駅名の起源。「ゲテ」は華やか、喜び、陽気を意味します。
この界隈がパリの外だった時代の1784年から1790年まで、パリ市内に商品を持ち込むのに税金を支払う「関税徴収所」がありました。
その外であれば税金を払わないので、安い飲食店を経営できたのです。パリ近郊のゲテ通りにはそうした店が軒を並べ、そこに集まる人々をターゲットとして、ミュージック・ホールや劇場が次々に生まれ、文字通り楽しく陽気な地域となったのです。
ゴッホが1886年に描いたゲテ通りの居酒屋。 |
1833年に建築された、ゲテ通りでもっとも人気があったミル・コロンヌ。 レストラン、カフェ、バー、映画館などがあり連日大賑わいでした。 |
残念ながら当時大人気だったレストランや劇場は老朽化し、姿を消しましたが、良き時代の雰囲気は今でも保たれていて、ローコストのレストランや小規模の劇場などが多くの人に愛されています。カラフルな看板が多く楽し気で、住民も気さくで親しみ深いと評判です。
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