コロナ禍の臨時対策のひとつとして、路上の駐車スペースに仮設テラスが生まれたが、その後、規制が緩和され、レストラン内を全面的に使用できるようになり、寒い冬でもあるし、姿を消した仮説テラス。それが、4月1日から再開。ただし、期間に限りがあり10月31日まで営業可能。
外で食事するのがすっかり気に入ったパリ市民は、この発表に大喜び。ただし、制限があり、昨年には12000軒の許可がでたけれど、今回は、狭き門で4000が限度。希望するカフェやレストランが各区の区役所に申し込み、車の通行や人の行き来、配達の邪魔にならないか、音が近所の住民に迷惑でないか、などを調査し、セレクションして許可が出ることに。
ウッドデッキを備え、植木も飾り、後はテーブルと椅子を並べるだけ。 このように通常の路上駐車スペースが、つかの間のレストランになる。 優れたアイディアだと、感心しないではいられない。 |
常設のテラスはもちろん、通常通り営業できるわけだから、仮設を入れるとかなりの数になる。やはり屋外での食事は解放感があって、特にこのシーズンは心地よい。食欲も増すし会話も弾み、ますますパリの好感度が上がる。仮説テラスはウッドデッキの上に席を設けることが義務付けられいるから、ちょっと高めで、何だか特別な待遇を受けているようで、気分もいい。
今後どうなるかわからないだけに、つかの間の仮説テラスは貴重な存在。こんな時代もあったのだと、いつか懐かしむ日が来るかも。何しろ変化の速い時代を生きているのだから。
今日は残念ながら雨、しかも3度という異常な寒さで、時々雪がちらついている。お天気になったら絶対に仮説テラスに行く、と決心している私です。
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