パリ発祥地のシテ島で、ひときわ豪華な輝きを放っている最高裁判所。かつて王宮だっただけあって、宮殿の趣がいまだに残っています。
この建物に、革命の時に裁判所が置かれ、多くの人の運命が決定されたかと思うと、中に入るときには身が引き閉まりました。
フランス・ナポレオン史学会主催の特別訪問に参加し、通常不可能な、マリー・アントワネットの裁判が行われた法廷の中に入れた のは、またとない幸運でした。
最初、何故ナポレオン史学会がこの最高裁判所訪問を企画したのか、わからなかったのですが、皇帝ナポレオンはフランス民法典、別名ナポレオン法典の設定に加わっていたからなのです。ということで、15人ほどの会員と一緒に、べテランの解説員に伴われて裁判所の中へ。
宮殿のように豪華で立派な最高裁判所。 |
「五月の中庭」正面のアーチの向こうからマリー・アントワネットが出て来て、 この中庭で待っていた荷車に乗せられ、処刑場へと連行されたのです。 |
高い天井、幅広い大理石の階段。豪華という表現がぴったりの内部。 |
マリー・アントワネットの裁判が行われた法廷。 解説員によると左のドアから王妃が入って来たそうです。 その向こうに、彼女が最後の日々を送っていたコンシエルジュリーがあります。 |
またとない機会なので、交代に写真を。さずがに緊張。 |
解説員の詳しい説明を熱心に聞く会員たち。 |
肝心のナポレオン皇帝の像にも挨拶。 |
上告のための法廷はこの突き当り。 それにしても、どこもかしこも立派で裁判所に見えない。 |
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