2023年4月1日

パリ、デザイン=アート展

フランス人のインテリアへのこだわりは格別。友人のアパルトマンを訪れる度に、それぞれの個性的なインテリアに関心しないではいられない。特にパリジャンは、住まいに一番お金をかけます。新しい家具を買ったり置き場所を変えたり、斬新なオブジェを加えたりして、日々の生活に豊かさを与えるのです。

コレクターが多いパリでは、インテリア製品の展示会がわりと頻繁にあります。今回、チュイルリー公園内の特設会場で開催されたパリ、デザイン=アート展は、会場を準備していた時から期待していました。数多い作品の中から、数点をご紹介します。

会場内には通路が二つあり、その両サイドにギャラリーのブースがあります。
訪問者もギャラリーの係員もシックな装いで、高級感たっぷり。

マントロピースを中心としたインテリアの構想は、ヨーロッパならでは。
ここが家族の憩いの場であり、また、友人との会話が夜遅くまで繰り広げられるのです。


皇帝ナポレオンを彷彿させるような、オリジナリティあふれる椅子。


ユーモア満点のカラフルで楽しい椅子。
スネイクの顔の表情が豊かで、思わず微笑みが浮かびます。

洗練を極める、気品あるコンテンポラリーな作品。

日本の住まいにもあいそうな家具。

壁を飾る作品の数々。この一点だけで、雰囲気がガラッと変わりそう。

同じ趣味を持つ友人たちとの立ち話が、いかにも幸せそう。

奥まった所にはドリンクと軽食コーナーが。ただし、雑誌『エル・デコ』招待客用。
シャンパーニュの香りとおしゃべりで、にぎやかなことこの上ない。

気に入った作品がいくつもあったけれど、予算はまったくない。でも、見るだけで満足。
自分のアパルトマンに置くのだったら、これをあそこに、あれはこっちにと想像するだけで楽しい。最先端のすぐれた多くの作品を見て、体中の細胞が大喜びしているのがわかります。私にとって、こうしたインテリアの展示会を見るのは、欠かせない大事な栄養なのです。

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