マクロン大統領と息が合うとは言えない仲のバルニエ首相にとって、組閣でこれほどの困難に直面するとは思ってもいなかったはず。極右と極左をリストからはずし、様々な党の議員と交渉に交渉を続け、閣僚リストを何度も書き直し、マクロン大統領がやっと同意したのは21日夕刻。今週中にと公言していたギリギリの土曜の夜。
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内容を見て気が付くのは、フランス国内と海外領土を指揮監督する内務大臣は63歳、大きな改革を求められている文部大臣は61歳、法務大臣は72歳とベテラン揃いで、安心感がある。その一方で外務大臣は41歳、国防大臣は38歳、経済・財務大臣は33歳と若手を起用し、前進しようというパワーが感じられる。閣僚は38人だと思っていたら、今回は39人。男女の人数も揃っていて公平。女性20人、男性19人。
一般の人にほとんど知られていない大臣が多いのは、新たな出発を強調したいからかわからないが、期待したい。野党は直ぐに抗議のコメントを述べているが、誰が閣僚になろうと文句をいわないわけがない。野党であるからには。
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