2013年9月16日

上海、ディオール大展覧会



上海の至るところで
見かけるディオール展ポスター
秋。
空の色が青くなり、空気が新鮮に感じられ、木々が異なった色合いを見せる季節。
何もかもが新たな命を得たかのような、清々しい季節。私の細胞も生まれ変わって、何をしても成功するような錯覚を起こすのが秋なのです。


そうした季節にふさわしい展覧会を、モードの大御所ディオールが開催。場所は上海。
しかも、街が誇る人民公園内の現代美術ミュージアムで、です。



パリから約11時間の飛行機の旅を終え、空港についた途端にディオール展覧会のポスターが目にとまり、気分が一挙に引き閉まります。なぜなら、そのためにディオールがご招待してくださったのですから、期待と責任感が最大に広がったわけです。

夢のような作品ばかり
非日常の世界ここにあり。
お迎えの車にフランス人5人と乗り、ホテルに到着する道中にも同じポスターがあちらにもこちらにもあり、街中がディオール一色という感じ。ホテルのエントランス近くには黒いベンツが数台待機していて、移動の際にいつでも利用できる手配。さすがディオール、すべてがスマートです。


翌日、ミュージアムに向うと、もうすでにお馴染みになったポスターがまた見える。見れば見るほど優雅なポスターです。美貌と知性がある女性が、落ち着いた色彩とデザインのディオールの代表的作品を身につけている。それは、もうすでに、フランスエレガンスの象徴ともいえるほどおしゃれ。

近代的なミュージアムでは、メゾン創立者クリスチャン・ディオールの作品から、現代の主任デザイナーまでの主だった作品を展示している貴重な内容。その数約100点。


シンボルタワーを見て大喜びの
無邪気な私たち。
オートクチュールのアトリエも再現し、そこでの緻密な作業を誰もが身近で見られる画期的なアイディア。これはパリでもなかなか見れないだけに、展覧会の価値の高さが伝わります。ディオールが不動の地位を保ち続ける理由を実感できるこの展覧会は、学ぶことに大きな喜びを抱く中国人に、多くのことを教え、感性磨きに拍車をかけること間違いなし。

それにしてもディオールは、やはり格別なメゾン。それを再認識できる有意義なイヴェントです。
ポスターの女性と美を競い合う
私たち。
メルシィ、ディオール!!!