2020年11月29日

ショッピング熱

 11月28日は、ガマンしながら待ち続けていたブティックやデパートの再オープンの日。土曜日で、しかも好天気に恵まれたこともあり、どこもかしこもショッピングを楽しむ人でいっぱい。とにかく長い間禁止されていたので、何か買いたくて仕方ない、という感じ。レストランや旅行も行かなかったから、経済的余裕があるのでしょか。道行く人のほとんどが、お買い物をした証拠の紙袋を持っていて、みな、いかにも嬉しそうだし幸せそう。

ショッピングを終えて
紙袋を持ちながらを散策する人がいっぱいのパリ。

ヴァンドーム広場のカルティエの前に、
このように行列がありびっくり。


何よりも驚いたのは、ほとんど例外なしに高級宝飾店にクライアントがいたこと。もっと驚いたのは、カルティエの前に列ができていたこと。今まで見たこともなかった光景。コロナでブティック内に入れる人数の制限があるのはわかるけれど、これほどの高級宝飾店に列ができるのは、異例。

不自由な生活をしてきたし、貯金もあるし、クリスマスだから、と今までにない高級品を買いたいのかもしれない。クリスマスまでまだまだかなりの日数がある。この調子が続いて停滞していた経済がある程度回復するのを期待。でもレストランやカフェは2021年1月20日まで開けられない。政府の援助があるとはいえお気の毒。

2020年11月24日

クリスマスを待つパリ

 ロックダウンが続いているパリですが、クリスマスが近づいてきたので、シャンゼリゼの街路樹に赤いイルミネーションが灯され、デパートもクローズしているとはいえ、ショーウィンドーのカラフルな飾りが祭典らしい雰囲気を散りばめています。

それにもかかわらず、人をほとんど見かけないので寂しい。ショーウィンドーから軽快な音楽が流れているのに、楽しい気分からほど遠い。例年、子どもたちが目を輝かせたり、歓声を上げるのに、それがないからますます寂しい。

デパートの入り口は、ご覧の通り閉まっています。
でも、中はキレイな飾り。
一刻も早く入りたい。

厳しい現実を忘れさせるような、
夢いっぱいの街並み。

ゴージャス極まりないシャンデリアも、
ショーウィンドーを飾っています。


誰もいないから、たっぷり楽しめるわね。
そういう私も同じ。

元気に踊り続ける姿を見ると、
パワーをもらえそう。

などと、
デパートのショーウィンドーに
見とれているのは私くらい。
街は華やかな装飾にふさわしくないほど、
静か。

2020年11月19日

快晴でぽかぽか暖かい日に

 ロクダウンで1km以内で1時間のお散歩しかできないけれど、あまりにもお天気が良く、家の中にいたくないので心を躍らせながら公園へ。

この時期に珍しいほど太陽が寛大で、池の水はキラキラ光っているし、カモたちがその中を泳いだり、小鳥たちが周辺で幸せそうに飛び交っている。それを見るだけで、今のきびしい状況から解放された喜びをしっかり感じ、自然界の恩恵に感謝した日でした。昨日のことで最高気温が17度。とても貴重な1時間でした。

すっかり秋の色になった木々。
太陽光線を浴びた池が、絵のようにキレイ。
カモたちがゆうゆうと泳いでいて、うらやましい。


ハトさんが寄ってきて、
仲良く池を見る平和なひととき。


このところ見かけなかった小さなスズメさんが、
何やらご挨拶に来たらしい。
言葉は通じないけれど、近くにいるだけでいい。

2020年11月16日

マリー・アントワネットの靴、オークションに

 11月15日、マリー・アントワネットが愛用していた靴のオークションがありました。

「ル・フィガロ」紙も競売前に大きく取り上げました。
左がオークションにかけらた王妃の靴。
右はいつまでも話題になるマリー・アントワネット。


この貴重な靴は国王ルイ16世に仕えていたシャルル・ジルベール・ド・ラシャペル(1755-1794)の妻、マリー・エミリーが持っていたとのこと。マリー・エミリーは王妃マリー・アントワネットの首席侍女だったカンパン夫人の親しい友人で、それが縁でこの靴を手にしたのだそうです。その子孫が2世紀以上に渡って所有していましたが、今回一大決心をし、競売にかけることにしたのです。

マリー・アントワネットの靴のサイズは36弱で、前に3段の重ねプリーツリボンがあり、まさに王妃好み。ヒールの高さは4.7cm。かなり傷んでいるようですが、何しろマリー・アントワネットが使用していたとなると、評価も異なり、43750ユーロで落札。誰が買ったかはもちろん公表していません。博物館かもしれないし、マリー・アントワネットの崇拝者かもしれない。

以前、パリで開催された靴の展覧会でまじかに見た、
マリー・アントワネットの靴。
今回オークションにかけられたのと同じような、
プリーツの装飾があります。
これがきっと王妃の好みだったのでしょう。


このほか、サン・クルー城で王妃が使用していたとされている、白い大理石のバスタブも競売にかけられました。マリー・アントワネットは子供の頃からの習慣で、毎日のようにお風呂に入っていたので、フランスに嫁いでからも、どのシャトーにも王妃専用のバスルームがありました。

ヴェルサイユ宮殿の王妃のバスタブ。
サン・クルー城のも、こんな感じではないかと思っています。
今でもこれに似たバスタブを使っている人がいます。

王政時代にノスタルジーを抱いているフランス人は、とても多いのです。ヴェルサイユ宮殿でのブルボン朝最盛期に関する本は年中出版されているし、展覧会も多いし、映画やテレビ番組も人気です。当時の王家の人が使用していた品を、代々子孫が保管していて、何かの理由で手放す人もときどきいるので、そのたび競売にされ話題を呼びます。

またいつか、驚くような物が日の目を見る日がくるかもしれない、と期待が膨らみます。

2020年11月13日

メトロの駅名は語る 159

Garibaldi
ガリバルディ(13号線)

イタリア統一で活躍した英雄、ジュゼッペ・ガリバルディを称える駅名

ジュゼッペ・ガリバルディ
(1807-1882
)

ニースに生まれたガリバルディの両親海上貿易を手広く行っていて、息子は牧師か医者か弁護士になって欲しいと思っていました。けれども活動的なガリバルディは学校での勉強が苦手で、15歳のときに父親を説得して船で働く仕事に就きます。

いくつかの航海の後、オーストリア支配からイタリアを独立させ、統一国家を築こうとする政治結社、青年イタリア党を結成したマッツーニとの出会いが、ガリバルディの運命を一変させます。
ガリバルディが大々的に評価されたのは1848年で、青年イタリア党の指揮のもとに、ローマ共和国が生まれたときでした。当時のフランス皇帝ナポレオン三世は、軍を派遣しそれをつぶそうと試みます。そのときローマの防衛の指揮を取ったのはガリバルディでした。
当初は優勢だったのですが、フランス軍の巻き返しにあい、ローマを離れヴェネツィアへと向います。その後アメリカに暮らしたり、航海で様々な国に行き,1859年にイタリアで再び独立戦争が始まると、北イタリアのサルデーニャ王国の軍に入り、快勝の結果、オーストリアはその地域をあきらめ退却したのです。
これによってイタリア統一の意気込みは一気に増したのでした。1861年、ついにイタリア王国が成立。その後もローマやヴェネツィアをイタリアに併合させる戦いで活躍を続けます。彼の最終目的は共和制にすることのようでしたが、その実現を見ることなく生涯を閉じました。

2020年11月10日

パリの犬たち 243

 ロックダウンで人が少ないワン

こんなに歩道が広いのに、
あまり人が歩いていない。

どうしたのかと心配しているのに、
パパは落ち着いて、じっと動かない。
だからますます心配。

ン?
急にパパに話しかける人が・・・
ナ~ンだここで待ち合わせしていたのか。

ホッ。やっぱり人がいる方がいいワン。
はやくロックダウンが終ってほしい。

2020年11月8日

ロックダウン、でも生き生きとしているショーウィンドー

 コロナ感染者が一向に減らないフランス。ロックダウンしているにもかかわらず、毎日感染者の数字が上がり、それが発表されるたびに悲鳴をあげないではいられません。そうした中で生活していますが、たまに外に出て、楽しいショーウィンドーが目に入ると、心に栄養をもらったかのように元気になります。

きのう久しぶりに外出して、目に止まったディスプレイをいくつかご紹介しますね。

カラフルな靴が一列に並んで、
道行く人に元気を与えています。
全部揃えたいほど、どのカラーも好き。

おどけた表情が愛らしい。
小さいけれど
スイーツが口の周りにあるのがわかりますか?


さまざまな香りのティー専門店。
おちゃめな2匹の動物がとってもかわいい。


高級宝飾店は、みな、クローズしていますが、
誰でも見れるように、
ショーウィンドーを飾っている寛大なブティックもあります。

2020年11月3日

抵抗するフランス人

 二度目のロックダウンが始まると、レストランは生きのびるためにと、早速テイクアウトを開始。特に多いのはイタリアン・レストランのピザ。中華も人気で餃子やシュウマイをオーダーする人が多いそう。

ブティックがクローズして、人もまばら。

中華ののテイクアウトも好評。


ピザが大人気のイタリア・レストランは
音楽を大きくかけて、
何だかとても楽しそう。

前回と異なるのは、書店、文房具店、化粧品店、衣類専門店、おもちゃ屋さん、お花屋さんなどが、大型スーパーで同じ品の販売が許可されているのに、なぜ、自分たちはクローズしなければいけないのかと抗議。町によっては市長が率先して、頑張るようになどと応援しているし、小規模ながらデモもあった。

これが全国規模の抗議なので、政府はその対策として、大型スーパーでは生活必需品の食糧品とか、掃除用品などだけ販売し、それ以外の品は売らないようにと新たな命令を出し、水曜日から実施となりました。

人通りが少ないニャー。
どうしたのかと不思議がるネコちゃん。

ロックダウンは12月1日までですが、15日間様子を見て多少の調整をする可能性がある反面、延長される可能性もあるそう。昨日の発表ではフランスでのコロナ感染者は約52000人。この状況はヨーロッパ数か国で見られることで、ワクチン、治療薬開発が一日早いことを祈るばかりです。