2023年3月22日

久しぶりのレストランTOYO


2009年にオープンした時から大ファンになったレストランTOYOで、久しぶりにディナー。

高田賢三さんがバスティーユの邸宅に暮らしていたときには、招待客が多い賢三さんに頼まれて、プライべートシェフを7年間務めていた中山豊光さん。そこでおいしいお料理をいただいていた時に、賢三さんが「もうじき中山君がレストランを開くんだよ」と言っていたのが、つい最近のように思えます。

素材にこだわり、和食とフレンチを巧みに合わせたTOYOの評判は、またたく間に広がり、当初から予約が難しいレストランと言われるようになったほどの人気。

久しぶりのTOYOで、たっぷり美味を楽しんできました。

アットホームな雰囲気で居心地がいい。
この日も満席でした。
盛り付けがとてもアーティスティック。


目にも口にもフレッシュ。ホタテ貝の格別なお味は忘れがたい。


キャビアが格別な味を加味する絶品。

ミディアムのお肉と歯ごたえあるアスパラガス。最高。



フィッシュフライのカリッとした感じが口に広がり、
幸せも大きく広がります。

サプライズのデザート。

殻を割ったら、とろけるようなスイーツが現れ、思わず歓声。

中山シェフと日本大好きなフランス人友人と。
8種類のお料理を堪能しました。

2023年3月20日

花の都がゴミの都に

 ついに最悪の状態になったフランス。年金制度改革案が、下院で必要な票数を得られないと判断したマクロン大統領が、憲法49条3項の特例に基づいて、強制的に採択したのです。こうした手段に訴えるのは初めてではなく、過去の政権でも数回この特例を利用しています。

これ以前からデモやゼネストが何度も繰り返され、ゴミの収集もできていず、ゴミの山があちこちに生まれ、ネズミがちょろちょろする事態が続いているフランス。

今回の強制的採択で、労働組合の怒りは頂点に達し、ゴミも未回収のまま。幸い空は青く、春の花々が見れるからいいものの、一日も早く解決して欲しい。やはりパリは美しい街であって欲しい。

人の高さほどあるゴミの山が、あちらにもこちらにも。

もう、すっかり見慣れた光景で、道行く人の関心も呼ばない。

明るくキレイなドレスが目の保養になります。

公園には春の花が植えられていて、ほっとします。


花たちは、何事もないように、可憐な姿を見せていて心が和みます。


青空と白い雲。すがすがしい気分になれるひととき。
空はこんなに雄大でキレイなのに、地上では、醜い争いばかり。

2023年3月13日

大江健三郎氏、フランス人が敬愛する作家でした。

 ノーベル文学賞に輝く日本の大作家、大江健三郎氏が88歳で生涯を閉じたことは、即刻、フランスのニュースで報道されました。詳しい経歴から、数々の話題作も紹介されていました。

フランス語に訳された著作の中で、特にフランス人が好む作品は「個人的な体験」「懐かしい年への手紙」「静かな生活」「さようなら、私の本よ」。フランス人の友人との会話でも度々話題になる作家で、心理描写が個性的で惹かれると言った人もいます。

2012年3月18日
パリの日本大使公邸での大江健三郎氏。

2012年にフランスにお出でになり、大使公邸でのレセプションで言葉を交わせたことは、私に取ってこの上もない名誉なことでした。その時のご挨拶を流暢なフランス語でなさったので、びっくりしたことを今でも覚えています。しかも、かなり長いフランス語で感服しました。お洒落も身についているし、あたたかみのある笑顔が印象的でした。

88歳は、惜しいと言っていい年齢。勇気ある思い切った発言も、もっと知りたかった。

心からご冥福をお祈りします。

ゼネストの翌日にお散歩

 しつこく続いていたゼネストにもかかわらず、上院で年金改革案が認められ、マクロン大統領は大喜び。でも、これで終わったわけではなく、来週に今度は下院で投票があるので、その前に、労働組合がどのような動きを見せるかわからないけれど、今は一休み。

気温もちょっと上がったので、お散歩に。行き先は歩行者天国。久しぶりに行って驚いたのは、ピンクの造花で眩いばかりの新しいカフェの登場。それを見ただけでうれしくて仕方ない。お花はやはり心にいい栄養を与えてくれるのですね。

ピンクの造花に飾られたカフェ。
見ているだけで幸せいっぱいになります。

咲きこぼれるという表現がぴったり。
パリのレストランやカフェは、いま、造花が大流行りだけれど、
ここの装飾は格別チャーミング。

その数軒先のチョコレート専門店のショーウインドーには、チョコレートのピアノやバッグがあって、これにも関心。観賞用チョコレートもいいものです。

チョコレートのグランドピアノ。

チョコレートのバッグ。


お店の前のシンプルなテーブルとイスも絵になる。
二人用のイスしかないのが、とてもいい。何だか童話の世界みたい。

大きな気分転換になりました。

2023年3月9日

ファッション・ウィークの締めくくりは・・・

数年前までは、ファッションショーは会場に行かないと見れなかったけれど、今は便利なことに、ライブ配信もあれば、翌日に放送するメゾンもあり、時代の変化をつくづく感じます。これはとても民主的で素晴らしいし、時間の節約にもなる。

こうなると、雑誌でコレクションを紹介するのは遅すぎて、新鮮味がない。ファッション専門のジャーナリストはさぞかし大変なことでしょう。

ファッション・ウィークが終りに近づいたころに、ニュー・コレクション発表を恒例とするカルティエのコンセプトは、やはり優れている。ジュエリーの輝きに包まれた社交場と化した会場は、華やぎと喜びとおしゃべりの花が咲き乱れ、いかにもパリにふさわしい。しかも、皆リラックスしている

ファッションショーは席が決まっていて自由がきかない上、座席の間隔が狭く、ほとんどの場合、隣の人と体を擦り合わせる。それに反してジュエリー発表の会場では、思いのままに動け、解放感がある。だから、多くの人が楽しみにしていて、出席する。私もその一人として、ゆったりと楽しいひとときを堪能してきました。

リラックスした雰囲気に、誰もがホッとした笑顔を浮かべなが談笑。


ドリンクコーナーも賑わっています。話題は何と言ってもパリコレ。

カルティエの象徴的なモチーフのネックレスから、
たくさんの生気を受け取って、人生を最大に楽しみたくなります。
力強く、それでいてしなやかでエレガント。

軽やかに動くパンテールが春の訪れを告げています。


パステルカラーの愛らしいブーケがあちらこちらで優しい香りを放ち、
心に平和を広げてくれます。


2023年3月6日

黒い火曜日 フランス全土のゼネスト

 年金改革に反対する運動が、労働組合の呼びかけで続いているフランス。3月7日には、今までにない規模で反対するそうで、その日は火曜日に当たるので「黒い火曜日」と呼ぶことにしたらしい。

「フランスをマヒさせる」と凄い勢いで、空も陸も交通機関はストップし、商店も閉店。道路も閉鎖するなどと脅かしていて、そうなると食料品輸送もできないから、不足になることが懸念される。そんな報道を知って、これは困ると急いでスーパーに行くと、すでに空っぽの棚が目立つ。

多くの人が買いだめしたのでしょう。雨が降らずに農作物が不足し、外国からの輸入に頼っているから、それがこの大規模なストで入って来ないとなると、日常生活もまともにできない。何とか必要な品を買ってアパルトマンに戻った時は、ぐったり。

「黒い火曜日」はまだなのに、すでにガラガラの棚が目立つスーパー。
ストックなしの表示ばかりで、ちょっと不安。

栄養満点で手軽な卵は、最も早く品切れになる製品のひとつ。
昨日、12個入りを買っておいてよかった。

お肉売り場も寂しいほど。

ワタシの食べ物は大丈夫かニャ。ネコちゃんも心配顔。

いくらゼネストに慣れてきたとは言え、こう頻繁にあってはたまらない。

2023年3月5日

ファッションは、存在していることが重要。着る着ないは別の問題

 3月末に始まったファッション・ウィークも後2日で終わり。いつもながら、あっと言う間のイヴェント。この期間のブティックのディスプレイが、結構、面白いのでご紹介します。

誰がどこで着るのかと思うようなのがあると、これは着るためのものではなく、鑑賞するためだと、一人で納得してしまう。つまり、身につけるためではなく、見るためだけの服。言い方を変えると、ファッションは文化であり、存在してること自体に意義があるのだから、その前に立ち止まって見ることが大切。

凡人が考えられる範囲のクリエーションでは、あまりにも生活感があり、夢を提供するのに適していない。ファンテジ―があるから、ファッションは生き続けているのだと思う。



最も注目に値する、想像を絶するドレス。
映画祭でスタイル満点の女優さんが着たら、
フラッシュの総攻撃を受けそう。
和服と洋服の複雑で現代的ミックスといった感じ。
デザインもモチーフもユニーク。

独創的なデザインの靴。
ヒールがないから歩きやすいかも。
でも、やはり超ミニにしか合いそうもないから、私はパス。


これも年齢制限がありそう。ここまで少女っぽいのも珍しい。


こういったオシャレができるのは、イギリス人。
国籍を聞かなくても、イギリス人特有の感性がほとばしっています。

ファッションを見に来る人もいれば、見て欲しい人もいる。
ピンクのコーデが輝いています。