2023年3月20日

花の都がゴミの都に

 ついに最悪の状態になったフランス。年金制度改革案が、下院で必要な票数を得られないと判断したマクロン大統領が、憲法49条3項の特例に基づいて、強制的に採択したのです。こうした手段に訴えるのは初めてではなく、過去の政権でも数回この特例を利用しています。

これ以前からデモやゼネストが何度も繰り返され、ゴミの収集もできていず、ゴミの山があちこちに生まれ、ネズミがちょろちょろする事態が続いているフランス。

今回の強制的採択で、労働組合の怒りは頂点に達し、ゴミも未回収のまま。幸い空は青く、春の花々が見れるからいいものの、一日も早く解決して欲しい。やはりパリは美しい街であって欲しい。

人の高さほどあるゴミの山が、あちらにもこちらにも。

もう、すっかり見慣れた光景で、道行く人の関心も呼ばない。

明るくキレイなドレスが目の保養になります。

公園には春の花が植えられていて、ほっとします。


花たちは、何事もないように、可憐な姿を見せていて心が和みます。


青空と白い雲。すがすがしい気分になれるひととき。
空はこんなに雄大でキレイなのに、地上では、醜い争いばかり。