つい最近まで、世界長寿記録保持者はフランス女性ジャンヌ・カルマンでした。
122歳5ヶ月14日も生きた彼女は、世界中で語られフランスの誇りだった。
それがどうやらボリビア人に打ち破られたみたいなのです。現在も一人歩きするカルメロ・フルレスは、なんと123歳。
まだまだ生き続けられそうなほど元気な姿が報道され、びっくりしたりうらやましかったり。
もっとも彼に記録を破られても、女性の長寿記録はジャンヌにあるのだから自慢を続けてもいいと思う。
ジャンヌの父は93歳、母は86歳、兄は97歳と、いずれも長生きしたのに対して、ひとり娘は36歳で肺炎で、そしてひとりきりの孫はオートバイの事故がもとで37歳で世を去る。
ということは長寿の家系とはいえないけれど、いずれにしても凄い。
60歳。実際の年齢よりずっと若かったジャンヌ。 |
裕福な商人と結婚したジャンヌは生涯働いたことがなく、お稽古事ばかりという幸せな人生。
テニス、ピアノ、オペラに加えスポーツ大好きの彼女は、100歳まで自転車に乗っていたし、85歳でフェンシングもはじめたし、水泳も得意。
体を動かすことが長寿に欠かせないことがよくわかります。
見習いたいのは食生活。オリーヴ油とにんにくを好み、ポルトワインを毎日飲み、チョコレートはなんと週に1キロも食べていたという。
オリーヴ油、にんにく、ワインは私も頻繁に口にしているけれど、チョコレートの量はついていけない。やはり、常人ではなかったのですね。
110歳まで一人暮らしをし、自分で何もかもしていたことも見習いたい。
ゴッホに会った最後の人だった彼女は、114歳で映画にも出演。好奇心を持ち続けることも見習いたい。
ボリビア人の世界記録は確認中らしいけれど、それをきっかけに再び話題になっているジャンヌ・カルマンです。