2013年8月5日

シャトレのつぶやき72 思い出のアルバム14

パリでヴァカンス。
なまけているワタシ。

フランス人はヴァカンスが
大すきだってこと、しっているわよね。
これってほんとうにほんとうなの。

7月14日のパリ祭がおわると、もう、
ヴァカンスに行く人がたくさんいる国なの。
「新聞も雑誌もページが少なくなって、内容も薄くなるのに、値段は変わらないの。
ちょっとおかしいと思わない?」
とママンがワタシにフマンをぶつけるけれど、ここはそういう国だということが、
いまだにわかっていないのね、あの人。

ここでもゴロン、ゴロン。
「不思議なのはね、それでも誰も文句をいわないことなの。それ以外のことではうるさくて、ストライキやデモをするのに、ね」
いつもの通り、すごくしつこいママン。
7月末になるとパリジャンはみんないなくなって、
ツーリストばかり。
それが8月末までつづくのよ。
それをママンは
「パリが外国になる二ヶ月」
というの。
まあ、そんな感じかな。
ネコもイヌもいなくなるんだから、すごい国よね。

こうしたときはベランダで
お花を見ているのが一番いい。
しずかで、車の排気ガスもないし、サイコー。
お花さんといっしょで
ごきげんです。

ワタシにとって夏はしあわせな二ヶ月間。
それにしてもやっぱり長いわね。
子供たちは計算のしかたを忘れてしまうそうだけど、
ワタシよくわかる。
日本みたいに宿題もないんだもん。

ヴァカンスを短くしようと誰かが言ったら、たくさんの親が反対したんだって。
フランスってやっぱりヴァカンス大すきな国なのね。