パリでヴァカンス。 なまけているワタシ。 |
フランス人はヴァカンスが
大すきだってこと、しっているわよね。
これってほんとうにほんとうなの。
7月14日のパリ祭がおわると、もう、
ヴァカンスに行く人がたくさんいる国なの。
「新聞も雑誌もページが少なくなって、内容も薄くなるのに、値段は変わらないの。
ちょっとおかしいと思わない?」
とママンがワタシにフマンをぶつけるけれど、ここはそういう国だということが、
いまだにわかっていないのね、あの人。
ここでもゴロン、ゴロン。 |
いつもの通り、すごくしつこいママン。
7月末になるとパリジャンはみんないなくなって、
ツーリストばかり。
それが8月末までつづくのよ。
それをママンは
「パリが外国になる二ヶ月」
というの。
まあ、そんな感じかな。
ネコもイヌもいなくなるんだから、すごい国よね。
こうしたときはベランダで
お花を見ているのが一番いい。
しずかで、車の排気ガスもないし、サイコー。
お花さんといっしょで ごきげんです。 |
ワタシにとって夏はしあわせな二ヶ月間。
それにしてもやっぱり長いわね。
子供たちは計算のしかたを忘れてしまうそうだけど、
ワタシよくわかる。
日本みたいに宿題もないんだもん。
ヴァカンスを短くしようと誰かが言ったら、たくさんの親が反対したんだって。
フランスってやっぱりヴァカンス大すきな国なのね。