セントへレナ島の ナポレオンの館 |
ナポレオンが大西洋の孤島セント・ヘレナに流刑された1815年12月10日から、
世を去った1821年5月5日まで住んでいた家は、ロングウッド・ハウスと呼ばれるこじんまりとした簡素な館でした。
数人の忠実な部下とその地に暮していたナポレオンは、早朝に起き、限られた範囲で散歩し、昼食はひとりでとることが多かった。午後は回想録の口述をし、夜は部下達を交えての食事を楽しんでいたようです。
ナポレオンの遺骸が戻った際の 壮麗な式典 1840年 |
彼が暮していた家は、もともと厩舎だった建物で、急遽修理をし人が住める状態にしたと記録が語っています。
徐々に体が弱っていったナポレオンは、ベッドと入浴のみに憩いを求めるまでになってしまったのです。
やせ細って世を去ったナポレオンが葬られると、家は放置され、荒れるがまま。
こんなに立派な寄付金証書なのです。 |
修復をすることが決まり、ナポレオン史学会から連絡をいただいたので、小額ながら寄付金を送ったところ、立派な寄付金証書をいただきびっくりしたり、感激したり。
修理はどんどん進んでいるし、2016年にはセント・ヘレナに飛行場も完成の予定。
そのときにはぜひ行ってみたい。