2014年12月23日

シャンゼリゼのクリスマス

シャンゼリゼのイルミネーション。
見慣れたとはいえ、きれい。

パリの象徴のシャンゼリゼのクリスマスは、やはり欠かすことができないほど感動的。

街路樹のイルミネーションも変わって、今年は光のしずくが流れているようで、とてもきれいだし気品がある。

両サイドのクリスマス・マーケットも、もうすっかりお馴染み。賑わっていますよ。


郷土料理を味わえる
裏道もなかなかいい。
新しい試みは、華やかな表通りの裏手に設けられた「グルメ・マーケット」。

文字通り様々な食べ物が売られていて、その場でじっくり味わえる。
歴史ある郷土食品もあれば、ファーストフッドもある。

山小屋のような素朴なお店が並んでいて、しかも、皆、親切で心も体も温まる。
まるで地方にいるみたいで、とてもいい。

今年はあまり寒くなく、夜中まであいているので夜の散歩をかねて行くのもいい。変わらないようで変わっているシャンゼリゼ界隈です。
楽しさが散りばめられた花のシャンゼリゼ。
メリー・クリスマス!!!

2014年12月18日

パリの犬たち 19

主導権はワタシにあるのよ。
あッ! あそこを歩いているのは
かの憧れの彼だ!

ね、もっと早く歩いて欲しいワン。
見失ってしまうじゃないの。

2014年12月16日

クリスマスの詩情あるウインドー


子供服専門店
クリスマスは華やかな飾りがあちこちに登場し、
心が浮き立ちます。
そうした装飾は何度見ても楽しい。
こういう雰囲気が大好きな私は、何度も足を運ばないではいられない。

小さなチョコレート屋さんの
飾り。全部チョコレート。


そうなのです。
寒くても寒くても見に行くほどステキなパリです。

そうした中で、
突然、詩が流れているようなシンプルで静けさがあるウインドーを目にすると、
それはそれでまた心にジーンと響くものがあり、感激なのです。

2014年12月14日

ベルギー、ファビオラ王妃国葬


国民に慕われていた、ベルギーの亡きボードゥアン一世国王の王妃ファビオラが、
86歳で逝去され、フランスではマスコミが大きく取り上げています。
遠方から美智子皇后がお出でになり、葬儀に参列なさったことに対する高い評価も新聞に報道されていました。

ベルギーはフランスの隣国であるだけでなく、1831年に初代ベルギー国王となった
レオポルド一世の妃は、フランス国王ルイ・フィリップの王女ルイーズ・マリーだったので、血の繋がりもあるのです。

スペイン貴族の家に生まれたファビオラが結婚したボードゥアン一世は、長い間独身だったために国民が心配していたほどでした。父レオポルド2世国王が退位し、皇太子だったボードゥアンが国王になったのは21歳の若さ。母を交通事故で5歳のときに亡くしていた彼は、内向的な人だったと言われています。

彼は愛のない結婚は考えられないと、生涯を共にしたい女性とのめぐり合いを待っていたのですが、それが実を結んだのは1960年、30歳のときでした。

スペイン人特有の明るい性格のファビオラは、ボードゥアンに多くを与えましたが、子孫には恵まれませんでした。温和な性格で国民に愛されていた国王は、妃の故郷で1993年に心不全で、突然、逝去されます。

ファビオラは希望の印の白い服で葬儀に現れ、ご自分の葬儀にも白い服を着せて欲しいと遺言を残していたそうです。希望あふれる白を好んでいた彼女は、フランスでは「白い王妃」と呼ばれています。

ずっと彼女を待っていた夫の傍らに埋葬され、美しい愛の物語はお二人の間で今後も続いていくのでしょう。

2014年12月13日

喜びのモナコのアルベール二世


12月10日に王子と王女の双子が生まれたモナコ。大きな喜びを隠し切れないかのように、君主アルベール二世が微笑みをたたえながら、自ら公式に発表。モナコ全土がここ数日間、祭典気分に染まること間違いなし。

ガブリエラ王女が先に生まれましたが、国の法律に従い、ジャック王子が公位継承権第一位になるそう。

グレース・ケリーを公妃として迎えてから、世界中のマスコミを熱中させているモナコ。
いつも何かあるモナコ。イギリスのウィリアム王子とキャサリン妃と張り合うように、一挙一動が報道されるモナコ公家。華やかな気配がパリまで熱く伝わってきます。

2014年12月12日

日本の伝統 京鹿の子絞

展示会場で作品に見入る
パリのマダムたち。




和食、和紙など、このところ日本の伝統が世界で大きな注目を浴び続けています。

日本人ならではデリケートな感性と緻密な技は、
世界に類を見ないもの。

長い伝統を誇る「京鹿の子絞」もそのひとつ。
カルーゼル・ドゥ・ルーヴルで開催されている展示会では、実演も行い、
その手作業の決め細やかさは驚嘆の的。







着物、帯あげ、帯締め、ショール、バッグなどに施した京鹿の子絞の伝統工芸に、訪れたフランス人の間から、「何て素晴らしい」と感嘆の声が上がります。

実演があるだけに、こうした作品を仕上げるまでに、いかに多くの時間を必要としたかが分かり、感激しないではいられないのでしょう。近くで見れば見るほど、日本で育ってきた技巧の凄さ、美に対する特有のこだわりが伝わってきます。

節子さんのお誘いで
日本の優れた工芸品を堪能しました。
もっと着物の着付けのお勉強をしなくては・・・

2014年12月11日

モナコ速報


モナコの国民が、そしてフランス人が待ち望んでいた、アルベール二世の子供が12月10日に無事に生まれました。

王女と王子の双子という理想的な嬉しいニュースにパリも沸いています。名前の発表もありました。ガブリエラとジャックです。

モナコでは祝砲があげられ、教会の鐘が高らかに鳴り、船が汽笛を鳴らし、国中が喜びに浸っているようです。私もなぜかとても嬉しい。これで、モナコが益々憧憬の国となるでしょう。

2014年12月7日

パリのクリスマス光景


クリスマスがすぐそこ。
パリの賑わいもますます盛んです。
雪が降り続くレペットの気品あるウインドー。

いろいろとステキな発案をするパリジャンが
特に力を入れるこの季節。

気に入った二つの光景をご紹介します。
ひとつは、靴屋さん「レペット」のウインドー。
雪が絶え間なく降り続ける、
静かで洗練された光景。
心が洗われるほど清浄で、
何度見ても感激します。

もうひとつはそれと対照的なゴスペルの元気な歌声。
これはジュエリー店「ティファニー」の前。

楽しい歌声にたくさんの人だかり。
ティファニー前で。
ティファニーカラーのマフラーの黒人の張りのある歌声に、
街行く人が立ち止まり大喝采。

パリのアイディアあふれるクリスマス光景に浮き浮きしっぱなし。

2014年12月6日

パリの犬たち 18

反抗期なのかな?でもかわいい。
エッ定期検査のために
クリニックに行くの?
イヤッイヤッ!
絶対に行きたくない
!



2014年12月3日

ナポレオン戴冠式記念ディナー

本物の女優、俳優による劇。
第一帝政時代の服装がひときわ豪華。

ナポレオンがノートルダムで1804年12月2日に戴冠式をあげて今年で210年。
彼の崇拝者にとってこの日は、
重要な祭典日。

ナポレオン史学会主催のイヴェントは、すっかり顔馴染みの人ばかりだから、話が弾んで食事も格別おいしい。
それにしても、皆さん、まるでナポレオンの辞書のごとくに何でも知っている。

ナポレオンが日本でどのように評価されているかは、いつも質問されること。それは私も知りたいことですが、彼の名を知らない人は日本にはいないと思うと言うと、途端に彼らの顔が輝く。
やはりナポレオンは自国の自慢なのでしょう。
私達も負けずにお洒落して
楽しい会食。

最近、ナポレオンにちなんだ数点の品がオークションで売られましたが、彼の人気がいかに不動であるか再認識したほど高値。

今年はナポレオンにちなむ劇まで演じられ、いい雰囲気。
当時の服装を近くで見れたのも大きな感激。

歴史と現在の境目がないナポレオン戴冠式記念日でした。
あれからわずか210年しか経っていないのが、不思議に感じられた日でもありました。