2015年4月23日

新しい本「カルティエと王家の宝石」のご紹介


昨年秋の「カルティエを愛した女たち」に
引き続き、
再度カルティエに関する本を書きました。

イギリス国王エドワード七世から「王の宝石商、宝石商の王」と称され、イギリス王室ご用達となったカルティエは、16ヶ国もの王家ご用達となった破格のメゾン。

そうしたカルティエであるから、ご愛用は名立たる王家の人々が多い。
蒼々たる人々のために作成された宝飾品は、宝石そのものに長い物語があるし、
その後ジュエリーが辿った運命も数奇なもの。

本書はイギリス、フランス、ベルギー、インド、スペイン、ルーマニア、ロシアの王家の人々に焦点をあて、それぞれの人にまつわる稀有なジュエリーについて語り、写真も豊富です。

たぐい稀なジュエリーが放つオーラを全身に受けて、豊かさを胸いっぱいに抱きながらお楽しみいただければうれしいです。

集英社インターナショナル
4月24日発売。

2015年4月22日

パリの犬たち 28

ど、どうしたの、その目!
べつに・・・ぶたれたんじゃないよ。
生まれたときからこういう目なんだワン。

2015年4月18日

マリー・アントワネットのブレスレット、見つかる!?

メレリオ作の
マリー・アントワネットのブレスレット

世界でもっとも古い歴史を誇る宝飾店メレリオが、先祖が作成し王妃マリー・アントワネットが購入したブレスレットを、最近買いもどしたらしい。もしそれが本当だとしたら、すごいこと。

そのブレスレットは、ジャン=バテイスト・メレリオが、ヴェルサイユ宮殿の鉄門の前でビジネスをしていた際に、王妃に気に入られてお買い上げいただいたという貴重な作品。
その後も王妃の注文が続き、それに習って高位の貴族夫人もメレリオのジュエリーで身を飾るようになり、大発展を遂げたメゾン。

美しいものをこよなく愛していた
マリー・アントワネット。
マリー・アントワネットが気に入っていたブレスレットは、7人のローマ皇帝のプロフィルが刻まれた7つのカメオの間に、ルビーで作られた7つの花が施されたフェミニンな逸品。革命で王妃のジュエリーは行方不明になったり、バラバラにされて売られたりし跡形もないのに、このブレスレットは制作した当時のまま。王妃が側近夫人にプレゼントしたために、難を逃れたのです。

その後、ブレスレットが誰の手に渡ったかずっと不明。ところが最近になって、母が持っていたブレスレットは王妃のものだったようで、それを売りたいとメレリオに連絡した人がいたのです。

目下その信憑性を調べているそうですが、メレリオがすでに購入したからには、本物である可能性は高い。一時も早く事実を知りたい。そして何よりも、一時も早くそのブレスレットを見たい。

このワクワクする冒険物語の続きを進展があり次第書きますね。お楽しみに!

2015年4月15日

にぎやかで華やか、女性だけの集い


レストラン「フーケッツ」で女子会。
フランスの女性の会「ファム・フォロム」は、ほんとうに元気。月に一回の食事会は、このところずっとシャンゼリゼのレストラン「フーケッツ」で行なっていますが、50人もの女性が一同に集まると、それはそれはにぎやかで、華やかで、隣室で会食している人たちが、一体何事と様子を見に来ることもあるほど。

フランス女性が大多数で、日本人は私ひとり。ということで、いつも日本の事情を聞かれるのが悩み。何しろパリに暮しているわけだから、日本の事情はそれほど詳しくない。

会員のピアノの達人アンヌ。
毎年日本でコンサートとレッスンをします。
などと弁解するのはやはりよくない。だから、インターネットで毎日ニュースを見ています。外国に住んでいて自国のことを知らないなどというのは恥ずかしいこと、と思っています。最近は特に日本が様々な分野で活躍し、注目を浴びているから関心度が高い。時には会員以外の女性を招待することもあり、今回は世界の恵まれない子供たちの生活改善に従事している女性6人を招き、それぞれのお話を聞きながらの会食。

フランス・ユニセフ会長もいれば、飢えから子供を救ったり、カンボジアの全ての子供に学校をと奔走している人もいる。皆、当然ながら、理知的なフランス語で語り輝かしいオーラが放たれている。

その誰もが美しく見えるのは何故?
人の役にたつことに専念するような人は内面が美しいから、それが外面にも現れてくるのでしょうね。フランスにはステキな女性がいるものだと痛感した女子会でした。

2015年4月12日

パリの犬たち 27

パリらしい犬とは・・・
ワタシは正真正銘のパリジェンヌ。
手入れが行き届いていてエレガント
ママンもワタシに合わせてとってもシック。お似合いでしょ?

2015年4月9日

春のお花がいっぱい

色とりどりのお花がいっぱい。

朝晩はまだまだ寒さが厳しいパリ。とても暖房やコートなしでは過ごせないほど。

でも午後は10度をこえ、ちょっとだけ春の感じがしています。


デージーのカーペットも春ならでは。
イースターのヴァカンスには様々な国の人が
パリを訪問し、
好天気の中を散策する人もたくさん。
花たちもそれを歓迎するかのようにキレイな姿を見せます。

みんなに平等にいいオーラを与えてくれる花たち。鮮やかな色や美しいフォルムを見るにつけ、どうしてこれほど種類豊富な花が生まれるのかと、不思議で仕方ない。


2015年4月4日

東北復興支援のための映画と音楽のイヴェント

フランスの文豪ヴィクトル・ユーゴの名作「笑う男」。
それを1928年に映画化した貴重な無声映画に、クラリネットの達人ジャン・ルイ・サジョさん率いる「フランス八重奏団」の演奏が添いながら、感動的世界に導くシネ・コンサート。

この画期的なイヴェントを日本各地でお楽しみいただけます。
忘れえぬ思い出となる、またとない企画です。

「フランス八重奏団」のコンサートをパリで何度か聴きましたが、その高度な演奏に心を打たれないではいられません。ユーモアあるサジョさんのコメントも面白いし、いい音楽を聴いた後の満足感は何物にもかえられません。特に第一ヴァイオリンの長沼由里子さんの力強い熟練の演奏が素晴らしい。

ひとりでも多くの人に伝えたい企画です。
このシネ・コンサートが、東北復興支援に役立つことを願っています。
スケジュールは下記のチラシをご覧ください。
早めにお申し込みを。

2015年4月1日

もうじきイースター

移動性祭日のイースター。毎年、日が異なるのでちょっとややっこしい。
今年は4月5日。

この前後は学校が長いヴァケーションに入るので、その期間に旅行する人が多く、
まるで民族大移動。

何よりの楽しみはチョコレート店のショーウインドー。チョコ製の卵やニワトリ、ウサギがそれぞれ工夫を凝らして飾られていて、メルヘンの世界を見るように楽しい。