2015年4月4日

東北復興支援のための映画と音楽のイヴェント

フランスの文豪ヴィクトル・ユーゴの名作「笑う男」。
それを1928年に映画化した貴重な無声映画に、クラリネットの達人ジャン・ルイ・サジョさん率いる「フランス八重奏団」の演奏が添いながら、感動的世界に導くシネ・コンサート。

この画期的なイヴェントを日本各地でお楽しみいただけます。
忘れえぬ思い出となる、またとない企画です。

「フランス八重奏団」のコンサートをパリで何度か聴きましたが、その高度な演奏に心を打たれないではいられません。ユーモアあるサジョさんのコメントも面白いし、いい音楽を聴いた後の満足感は何物にもかえられません。特に第一ヴァイオリンの長沼由里子さんの力強い熟練の演奏が素晴らしい。

ひとりでも多くの人に伝えたい企画です。
このシネ・コンサートが、東北復興支援に役立つことを願っています。
スケジュールは下記のチラシをご覧ください。
早めにお申し込みを。

2015年4月1日

もうじきイースター

移動性祭日のイースター。毎年、日が異なるのでちょっとややっこしい。
今年は4月5日。

この前後は学校が長いヴァケーションに入るので、その期間に旅行する人が多く、
まるで民族大移動。

何よりの楽しみはチョコレート店のショーウインドー。チョコ製の卵やニワトリ、ウサギがそれぞれ工夫を凝らして飾られていて、メルヘンの世界を見るように楽しい。








2015年3月25日

パリの犬たち 26

体は小さいけれど・・・
黒白の配色と理知的な瞳で、
大きな仲間に負けない迫力がほとばしっているでしょ?

2015年3月21日

ナポレオン エルバ島からパリへ戻って200年記念


カルーゼルの凱旋門を
白い愛馬で通るナポレオン。
ナポレオンが戦いを失い、皇帝の座も失い、地中海のエルバ島に流刑され、そこから脱出したのは200年前のこと。南仏に上陸し、グルノーブルやリヨンを通りパリに着いて、流刑前に暮していたチュイルリー宮殿に戻ったのは1815年3月20日。

その200年目を記念するイヴェントが、チュイルリー庭園内のカルーゼルの凱旋門で行なわれました。残念ながら、ナポレオンがこよなく愛していた壮麗なチュイルリー宮殿は、後年に姿を消してしまいますが、凱旋門は今でも残っています。

皇帝の到着を待つ忠実な将軍たち。
その凱旋門は、1805年のアウステルリッツの大勝利を記念して、ナポレオンの命令により建築されたもの。彼の華々しい戦史を飾る記念碑なのです。皇帝の座に返り咲いて200年記念の今年、フランス・ナポレオン史学会が主催し、歴史家のイニシアティヴのもとに、ナポレオンのパリへの帰還が忠実に再現されました。

ナポレオンに扮する人が、ひときわの威厳を放ちながら愛用の白い馬に乗って姿を見せると、集まった人々の間から一斉に「皇帝万歳!」の声が上がり、雰囲気は最高潮。

史学会会長(左)、
パリ支部長と光栄な記念撮影。
当時のユニフォームに身を固めた衛兵が立ち並び、騎兵隊、歩兵隊の行進があり、国家の大合唱もあり、鳥肌が立つほどの迫力。その間に何度「皇帝万歳!」があったことか。まるで重要な歴史の一ページを目前で見る思い。

15時に始まったセレモニーは17時30分まで続き、ナポレオンの時代の栄華に触れた感動は忘れがたい。それにしても軍服はいつ見てもいい。誰も彼もが立派に見える。
陽光を受けた凱旋物がひときわ美しい。

2015年3月20日

パリ日動画廊のエキシビション

写真と墨による画期的作品。

個性的美人の長谷川崇子さんがディレクターを務めるパリの日動画廊。
パラスホテル、ル・ブリストルからも、大統領官邸エリゼ宮殿からも近い素晴らしい立地条件にある日動画廊は、インターナショナルな顧客が多い画廊です。

毎回、画期的なエキシビションを企画し注目を呼んでいますが、今回は書の巨匠、海老原露厳氏と写真家アントワーヌ・プペルのコラボレーションによる作品がメイン。

ヴェルニサージュの日に
長谷川崇子さん、飯田ご夫妻と。
何といっても写真の上に墨の絵を描くという発想が独創的。特にシーズンを表現する作品が人気のようですが、どれも気品がありいつまでも観賞していたいほど。墨のみの作品もあり、その力強さに心が打たれます。

Galerie Nichido
61 rue du Fg. Saint Honoré
75008
5月2日まで

2015年3月18日

イヴ・サンローラン、貴重なエキシビション

財団の外に見られる
エキシビションのポスター。

イヴ・サンローランとピエール・ベルジェが創立した財団では、これまで多くの高度なエキシビションを開催し、多くの国の文化紹介に貢献してきました。

今年から趣旨を変えて、イヴ・サンローランのみに関する催しにすることをベルジェが決定。その趣旨の最初のエキシビションは「71年代」。

挑発的なクリエーションで話題を呼んだコレクションです。その代表作ともいえるグリーンのファーコートを筆頭に、28点展示。その頃は私まだパリに住んでいなかったので、ひときわ感動。一点一点がまるで宝物のように思える。

友人のギメ博物館の
オレリー・サミュエルと。


素晴らしいのは作品だけでなく、それぞれの作品のサンローランのデッサンがあること。
中にはサンプル用の布地もはってある。
当時のショーの映像も流れていて、小さな部屋でのコレクション発表だったことがわかる。16区のスポンティニ通り30 bis 番地でのことでした。
ここが出発点で、そこからあれほどの大企業となったのです。

プレ・ヴェルニサージュに招待された人々は、いつも通りエレガントな装いの人ばかり。ベルジェが嬉しそうに顔をほころばせながら、ひとりひとり迎えている。

私の顔を見ると両手を広げて「ああ、ルミコ」と大きな声で言うので、視線を浴びる。

赤いポピーの花があちらこちらに。
だから、彼に失礼にならないように、着るものに気をつかう。できるだけサンローランを着るように心がけているけれど、私が持っている服には限りがある。ただ、ありがたいことに、サンローランの作品は時代遅れにならない。
アクセサリーで変化をつければ何十年たっても、新し
い服を身に着けた幸福感に浸れる。
するとベルジェは必ず言う。「とてもシックだね」。
何度言われても嬉しい言葉。

作品をじっくり鑑賞した後はカクテル。こだわりのベルジェだから、何もかもパーフェクト。時間はあっという間に経ってしまう。
預けておいたコートを若いイケメンから受け取り外に出ると、あたりは真っ暗。
パリがさらに好きになるような日でした。

5 avenue Marceau
75116 Paris
7月19日まで。

2015年3月15日

ショーメのニューウォッチ

「クラス・ワン」

宝飾店ショーメが新しいウォッチを披露。
ヴァンドーム広場の本店は、それに合わせて壁に特別装飾を施し、それが一見、京都の石庭のような雰囲気があり素晴らしい。

今回ショーメは才能豊かなコンテンポラリーアーティスト、
ロリス・チェッキーニとのコラボレーションを実現し、アート性高い製品を発表。
それが300個の限定版の「クラス・ワン」。

壁を飾るロリス・チェッキーニ作の
石庭を彷彿させる作品。
文字盤には水の静かな揺らめきを表現するきめ細やかな彫刻が施され、
カフスキンのストラップにもそのモチーフが描かれ、こだわりが伝わってきます。

コンテンポラリーで快適さがありながら、落ち着いた気品もあり、昼夜を問わず愛用できそう。
モノクロなのがとてもお洒落。
高級宝飾店ならではの逸品です