2011年4月30日

ウィリアムの結婚

4月29日、世界の目はイギリスに集中。
未来の国王になるべきウィリアム王太子の結婚式が、ロンドンのウエストミンスター寺院で行なわれたため。フランスでの報道は、文字通り熱狂的。

式が開始されるまでの時間を利用して、テレビは2人の誕生、出会い、結婚式にいたるまでの経過を事細かに紹介。
日本でも実況中継があったと思いますが、
フランスの場合には、ナンと、朝9時半から午後1時半まで放送。
それを私もずっと見続けていました。
もちろん、簡単に食べられるランチを横におきながら。

本来は1時から約30分のニュースがあり、そのジャーナリストもスタジオにひかえているのに、結婚式の方がずっと重要とばかりに、完全に無視して報道は続いていました。
そこがフランスのいいところ。時間オーバーは年中あり、それが許される国なのです。

アレキサンダー・マックイーンの主任デザイナー、サラ・バーンズ制作のウェディングドレスに身を包んだケイトことキャサリンは、気負いもなく、それでいて未来の王妃にふさわしい、落ち着きや思慮深さがあり、フランスでは大変な人気。

ティアラもドレスも非常にシンプルで、彼女の性格を代弁しているようでした。今後、王太子妃としてどのような変貌を遂げていくか、大変興味がある女性。

ここ数年、評判や信頼が落ちる事件ばかりの英国王室でしたが、若い年齢にもかかわらず、地に足がついているウィリアムとキャサリンによって、21世紀にふさわしい王室に変貌していくという期待はこの上もなく大きい。