2011年10月1日

パリコレのシーズン

9月27日から10月5日まで、恒例のパリコレ。
毎回絶対に欠かさない
ディオールのショー。
そよ風が吹き抜けるような
清新な作品ばかり。
そのためにとても華やいでいるパリです。

この期間に世界中からジャーナリスト、バイヤー、顧客、モデルが大集合。
その人たちの装いが面白い。
特に今年目立つのは足元。
複雑でヒールも高く歩きにくそうだけど、
とてもファッショナブル。
これこそ動くアートとばかりに、それぞれ趣向が凝らされている。

特に目立った足元
パリコレはもちろん各メゾンの新作発表の場。
けれども招待客によっては、自分をアピールする日でもある。
そのために服装もかなり突飛な人もいる。突飛でないと目立たないのが事実。

昼間のショーであるにもかかわらず、そして、人々の視線がランウェイに集中することがわかっているにもかかわらず、カクテルドレスの人もいれば、ロングドレスもいる。派手な帽子をかぶったり、カラフルな奇妙な形のサングラスをかけっぱなしの人もいる。

個性的なおふたり
今年は世界的に大不景気。
でも、パリコレの会場にいるかぎる、それはまったく感じない。現実とかけ離れた独特な世界が形成されている空間だからです。

もちろんショーが終わって外に出ると、いつものパリ。
でも、たとえ30分という短時間であっても、非現実の世界を浮遊するのは心地よいことなのです。

パリコレのために
ロンドンから来た知人と。

つまりこの騒ぎも四回あるパリ。年に四回あるコレクション発表があるパリ。
そのたびに出かける私は、次回は何を着ていこうかと、今から気にかかる。
でも、こうしたことが細胞を刺激し活性化すから心身にいいはず。

そういえば、ファッションにこだわる人は元気で長生きの人が多い。
宇野千代さんをご覧なさい。
88歳の米寿のお祝いに、
振袖を着たではないですか。
彼女は99歳まで女性であることをやめなかった見上げるばかりの人。
だから私もいつまでもおしゃれを楽しんでいたいのです。