2011年10月9日

シャトレのつぶやき 48 読書の秋だって?


たまには新聞を読んだらどう?
 「日本ではね読書の秋っていって、みんな秋になると本を読むのよ。だから君も本とはいわないまでも、新聞くらい読みなさいネ」
そういってママンがフィガロという名の新聞を、ワタシも目の前でチラチラさせるの。

でも、ちっともわからない。ニョロニョロした字がどこまでもどこまでも並んでいるばかり。
ときどき写真もあるけれど、どれもワタシの好みじゃないの。

だから、興味を示さない顔をしてそっぽを向いたら、
本箱にのっていたら
カツジと仲良しになれるかな
 「君はほんとうに向上心がないのネ」
だって。
ナンだろう、そのコウジョウシンて。

「どうでもいいから、とにかく活字になれることね。だから、ほら、あそこの本棚にいって、活字と仲良しになりなさ~い」

《ネコと仲良しになるのならわかるけれど、カツジってどんな動物かしら。もしかしておもしろいかも》
そう思って本棚にのぼってみたの。

でも、ちがうのね。ちっとも動物じゃない。そうかといってオモチャでもない。
文字、モジ、文字、モジ。

読書の秋はもうイヤッ!
 こんなのと、とても仲良しになんかなれないワ。
ということで、さっさと本箱にサヨ~ナラ。

ワタシがしっている秋は、食欲の秋だけれど、時代が変わったのかしら。
と、悩んでいる今日このごろニャノ。