どの国の首相も一刻も早くフランソワ・オランドを知りたがり、それを上手にこなしているようです。
良かった良かった。
パートナーのヴァレリーも、もちろん同行。こうしたオフィシャルな場にパートナーという前代未聞のタイトルでのぞんでいいのかなどと、フランス人は誰も心配などしない。当人がそれがいいのならそれでいいのです。本人もさばけたもので、「私にはパートナーという表現があっているわ」と語っている新ファーストレディー。さすが、世界に先駆けて革命を起こした国民だけあって、革新的。
アメリカもいい国民のようで、ヴァレリーを《ファースト、ガールフフレンド》などと名付けている。とにかく新しい生き方、それがたとえ国を代表する立場にある人でも、を全世界に示しているようで気持ちいい。
ヴァレリーの経歴をちらっと見ると、父はハンディキャップをもち、母は6人の子供を養うためにスケート場でレジの仕事。そうした質素な家に育ったヴァレリーは、早くに自力で人生を切り開くことを悟ったようです。
ソルボンヌで学んだ後ジャーナリストになり、政治担当。未来のフランス大統領との出会いはかなり早い時期でしたが、それを公にしたのが2010年10月。
今回のサミットでの彼女の服装は、黒い服に黒い靴、ベージュのバッグととてもシック。
ホワイトハウス訪問の際に通訳を頼んだのは彼女だけ。いいかげんでない性格がこのことからもわかり、フランス人の信頼確保に役立っています。