左、吉川コリーヌさん、 右、ニコル・トルジュマンさん |
秋も深まり冬の寒さが身にしみる
今日この頃。
それも一挙に飛び去りそうなステキなイヴェントを
11月14日、パリ西近郊のOECD日本大使公邸で開催。
オーガナイズしたのは吉川大使夫人のコリーヌさん。
才知、教養が全身にあふれ、
しかも女性としてのチャーミングな面も持つ
ニコル・トルジュマンさんによる講演は、
時間の経過を忘れるほどの
流れるような見事な話術。
国際様式の OCDE日本大使公邸 |
公邸の建築様式とその歴史など話題も豊富。
フランス人、カナダ人、スイス人、
イタリア人など国際色豊かな47人の招待客は、
皆、関心するばかり。
ニコルさんは文化と歴史の造詣が深く、
それだけに講演の内容が深く、
それでいて身近に感じられるのは、
すべてを自分の知識として持っている証拠。
ヌイイの界隈で育てていたジャガイモ普及のために、当時の国王ルイ16世が、ジャガイモの花をボタンホールに付けた話や、
公邸の建築様式が「国際様式」だという解説も
興味深い。
駐仏日本大使夫人小松まりさん、 フランソワーズ・ド・コカトリクスさん |
視線をあちこちに走らせると。
確かに規律あるまっすぐなラインが多い。
1931年建築開始ということなので、ちょうどアールデコの時代。
そうした要素も加味されているという貴重な建造物。
講演の後は、何と和食のデモンストレーション。
公邸シェフ、橋田大三さんによる「マッシュルームのしろ和え」
シャンピニオン、豆腐、ゴマに、塩や、みりん、お酒などで味付けした、見るからにおいしそうで、しかもカロリーが少ないという理想的な一品に、皆、納得。
デモンストレーション中の 公邸シェフ、橋田大三さん |
そればかりではありません。お隣のダイニングルームには和食の代表作がズラリ。
ほうれん草の和え物、ジャガイモの煮物(素晴らしくおいしくて何度もおかわり)、お寿司、
天ぷら・・・デザートも抹茶入りがあり、優雅なユズの香り入りがあり・・・
様々な国の様々な方々との会話も十分楽しめたし、お料理は抜群だったし、
本当に素晴らしい日でした。メルシー、コリーヌ!!!
箱庭のようなお料理のプレゼンテーションも 日本的で素晴らしい。 |