ママンのベッドの下にもぐりこむ |
のがれるために、
ときどきベッドの下にもぐりこむの。
そこだと安心してねむれるからね。
なにしろママンは
ベッドの下にはいれるほど
スマートじゃないから、
安全地帯なの。
でも、外のようすが気になるから、
なんどか顔を出してみる。
シンパイだから ときどき外のようすを見る |
「やっぱりそこにいたのね。
そうじゃないかと思った。何しろキミは
ひとりでドアをあけて外にいくことなんか
できないものね」
勝利をえたようにトクイになるあの人。
だからまたベッドの下に入る。
それをくりかえす平和なワタシたち。
でも、ハクジョーすると、
ベッドの下はかた~い板だから、
それほど寝心地はよくないの。
やっぱりフカフカがいい |
だからどうしてもベッドの上に
のぼりたくなる。
とたんにあの人の声。
「どうせそうなると思っていたわ。
キミの考えていることは、何でもわかるんだからネ」
と、またうれしがるママン。
でも、そうしたブジョクテキなことばも気にならなくなったワタシは、
シンポしたのよね、きっと。
ランランラン ♪