オランダ新国王誕生から間もない
7月21日、今度はベルギー国王アルベール二世が退位し、皇太子フィリップが7代目の国王として即位しました。
ベルギーの建国記念日を選んでの出来事です。
退位の理由は79歳という高齢と、健康状態があげられていますが、数年前から続いている北部フランマン語圏と南部のフランス語圏のいさかいに疲れ果てた様子。国王交代によってこの問題が解決されるとは思わないけれど、
何らかの影響が出てくるかも、とベルギー人は期待。
フラマン語、フランス語のほかにドイツ語も公用語というベルギー。
国自体はさほど大きくないけれど、同国籍であるにもかかわらず言葉が通じないのは、やはり様々な問題を引き起こさないではいないよう。
ベルギーでのレセプションに出席したとき、司会者がフランス語とフラマン語で語り、同じテーブルの人がお互いに通じないのを実際に経験して、びっくりしたことがありましたが、
ほんとうに言葉は不思議だし、複雑。
やはりバベルの塔がいけなかったのかしら。
あるフランスの雑誌が
「一番好感をもてるプリンセスは誰?」
というアンケートを行なった結果、選ばれたのが彼女。
控えめで爽やかさで、チャーミング、それに加えて、知性があり、夫と子供への深い愛を感じさせる言動がにじみ出ている妃。
オランダ、ベルギーの世代交代によりヨーロッパはますます魅力的。
後は、イギリスのロイヤルベビー誕生を待つのみ。それにしても遅れていますね。