工事中のレストラン あまりしっかりしているとはいえないけれど、 これでも一応役立っているつもり。 |
2014年5月25日
母の日
パリの公園で見かけた アヒルの親子。母の日の心温まる光景 |
日本は5月第二日曜日が母の日ですが、
フランスは5月最終日曜日です。
ということで、今年は25日。
その3週間ほど前から、プレゼントのアイディアを様々なメディアが提案します。
一番目立つのは香水。
どの雑誌を開いても、
そのパブリシティばかり。
ディオール、ジャドール オードパルファムの ステキなディスプレイ |
それほどの予算がない人のために、手ごろなアクセサリーやバッグのお勧めもあります。
その他、チョコレートやブーケをプレゼントしましょうという提案もきれいでいい。ちなみに、日本はカーネーションを贈りますが、この花はフランスでは喪の花なのです。気をつけましょう。
幼稚園や小学校低学年の子供たちは、先生の指導でママンに捧げる絵や言葉を書きます。
感謝することを教えるわけだから、
これはすばらしい。
夜にはレストランで家族揃ってお食事が多いようです。
とかく個人主義と思われているフランス人ですが、何かにつけて家族を思ったり集まったりするいい国民なのです。
バラとチョコーレート。これもステキなアイディア |
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センス磨きのエッセンス
2014年5月24日
エリザベス女王88歳
現女王エリザベス二世は、4月21日に88歳のお誕生日を迎えたそうで、そのお元気な姿から、まだまだご活躍を続けられそう。イギリスの評価はフランスでは上がる一方で、それも女王の時代だからかも。フランスから若者が続々とイギリスに移住をしていることからも、明るい未来がこの国にあることが分かります。
母后も100歳を超えてもお元気でチャーミングなお姿を見せていらしたし、エリザベス二世も華やかな服と帽子で、まるで花園が周囲を取り囲んでいるよう。そして、あの、温かみあふれる大きな微笑。お写真を拝見しているだけで幸せになるほどです。
6月6日のノルマンディー上陸作戦の記念日に、フランスにお出でになるそうです。華やぎのあるお姿をメデォアで拝見するのが楽しみ。今回も、流暢なフランス語でのご挨拶があるかもしれません。
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エトセトラ
2014年5月23日
2014年5月21日
蒋山青を囲んでのパーティー
作品の前で 蒋山青氏と。 |
中国の現代絵画を代表するひとり、蒋山青。伝統と現代の不思議な融合がある作品で、パリでは大変な人気です。
20日にパリ市内で彼の作品に囲まれながらパーティー。さすがスター的存在のアーティストだけあって、招待客の幅が広い。画家、映画スター、テレビのジャーナリスト、美術品コレクターが多数集まり、その盛大なこと。フランスと中国の報道人も多く、フラッシュが絶え間なく光ります。
作品とのハーモニーが素晴らしい カラフルなブーケがたくさん。 |
蒋山青に最初にお目にかかったのは、昨年。アフリカの人々のためにチャリティ・ディナーが開催されたとき。そういえば、そのときお会いした人も今回多く見かけました。ダイナミックで繊細な彼の作品に包まれて、多くの人との会話に花が咲いた5月のステキな夜でした。
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センス磨きのエッセンス
2014年5月19日
チュイルリー公園にヤギさんが
パリのど真ん中で、ヤギさんがのんびりと散策 |
春の新鮮な草を食べてとても嬉しそう。
最高の環境が気に入ったのか、いかにも幸せそうに目を細めます。 |
お天気といい、ヤギさんといい、満開のお花といい、とてもいい今日のパリです。
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エトセトラ
2014年5月15日
カンヌ国際映画祭
春のもっとも華やかな祭典、カンヌ国際映画祭が5月14日から始まりました。今年で67回目だそうで、ずいぶんと長続きしているのですね。
12日間の間、フランスでは連日テレビで詳細を報道。何しろ世界中から名立たる女優、俳優、監督が集まるから、豪華極まりない。それをパリにいながら映像で見れる。だから、テレビから目が離せない。
会場へ導く憧れのレッドカーペット |
実は、この映画祭の招待状をいただいたことがあるのです。しかも5回もですよ。それまではテレビでしか知らなかったカンヌ映画祭。それに出席できる。何という幸せ!!!
数日前から興奮状態で、たくさんの洋服をトランクに入れ(なぜって、いつ、どのようなご招待を受けるかわからないから、用心のため)、ニースの飛行場に着くと、もうそこからすごい人。セレブ到着を待つ人、人、人。その後タクシーでカンヌへと向かう。でも、人の波でうまく進まずノロノロ運転。
約500人のカメラマンの腕の競い合い。 |
ちなみにホテルは一年前に予約。もちろん前払い。そうでないとお部屋が取れない。それほどの賑わいなのです。町は映画関係の人と、ファンでごった返している。レストランもカフェも浜辺もいっぱい。ホテルの前も黒山の人。スターをひと目見ようと、皆、辛抱強く待ち続けているのです。
毎日、夜になると、その日上演される映画の監督や主演女優や俳優が、レッドカーペットをのぼる。500人ほどのカメラマンがひっきりなしにフラッシュをたく。歓声があちこちから上がり、大きな渦となっって空にのぼる。上映が終わって外に出ると、群集がまだいて、再び歓声があがる。好天の日には、着飾ったまま海辺を散策する人も多い。このように、映画祭の間はカンヌに夜は訪れない。
招待状を手に友人たちと車を降り、 これからレッドカーペットへと向かいます。 良き思い出です。 |
フランス政府の保護と援助の下に開催されるカンヌ映画祭。これはフランスの重要な産業でもあるのです。様々な国で映画祭を開催していますが、これほど長期間のはカンヌだけ。世界一です。
あの狂ったような歓声と喧騒が、今ではなつかしく思えます。でも、最近はちっともお声がかからない。世の中は、ナンと厳しいこと。
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センス磨きのエッセンス
2014年5月9日
第二次大戦戦勝記念日
勢ぞろいする国旗も、大統領が捧げる花束もすべてフランス国旗の赤、白、青。鮮やかだし、とてもきれいです。このようにして、愛国心が高まるのかも。国旗や国歌にはそうした威力があるようです。
戦勝国のフランスでは、国のために戦い、命を捧げた人々の記念碑がいたるところにあり、戦争記念日にはそうした場にも献花があります。小さな碑にも小さなお花が捧げられているのは、心に染み入る感動があります。
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エトセトラ
2014年5月7日
ナポレオンの命日に士官学校でディナー
アンヴァリッドのナポレオンのお墓 |
すっかり顔なじみの会員ばかりなので、最近は食事も会話も充分に満喫できる余裕がでてきました。何事も慣れなのですね。
ナポレオンが学んだ 陸軍士官学校。 この日のためにゴージャスな 装飾とイルミネーション。 まずはカクテル。 |
以前、同じ場所でディナーがありましたが、そのときには極度に緊張していたので、楽しむという気分から程遠かった。でも、今回はとてもリラックス。
会話はもちろんナポレオンが主体。このところ200年記念の行事がいくつもあり、そのために盛り上がり方が凄い。
この日の会話の中心は、ナポレオン最後のワーテルローの戦い200年記念の来年の行事。戦地ワーテルローで、数千人を動因して戦闘の再現をするそうで、そのためにナポレオン史学会も今から興奮状態。当時の軍服、武器が再現され、ナポレオンも強敵のイギリスのウエリントンも、もちろん登場する。部下も勢ぞろいする。
ナポレオン史学会会員との 会話がはずみます。 |
史学会会員は数台のバスを連ねて、ベルギーのワーテルローまで行く予定だそう。ゆかりの地を訪問する計画もあるそうで、数日かけての大旅行。それに参加するかどうか、今のところは迷っています。
この日のディナーも、どの会合とも同じように「皇帝万歳!」の合唱で締めくくり。歴史と現実が入り乱れる不思議な日でした。
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エトセトラ
2014年5月3日
ナポレオン3世はナポレオン1世の甥ではない?
ナポレオン3世 |
以前から疑惑をもたれていたナポレオン3世の出生に、科学が正式な答えを出してくれそうな気配です。
ルイ16世とマリー・アントワネットの王子ルイ17世のときと同じように、またもやDNA鑑定で真実がわかるかもしれないと、フランス人は興味津々。
しかし何ということ。
そのDNA鑑定で、もしかしたら、
ナポレオン1世の父親はこれまで歴史書に書かれていたように(私もそのように書いたひとり)、シャルル・ボナパルトでないかもしれないそうで、私の頭の中は混乱極まりない。
ナポレオン1世 |
ナポレオン3世はナポレオン1世の弟ルイと、彼の最初の妃ジョゼフィーヌの娘オルタンスの間に生まれた子供。
オルタンスはジョゼフィーヌに似て多情な女性で愛人も多かった。ただし、ナポレオン3世を身ごもった頃には夫婦は一緒に暮していたので、ふたりの間に生まれた子である可能性は計算上では高い。
ところが今回の鑑定で、
ルイ・ボナパルト |
そのために次のような仮説が成り立つのです。
ナポレオン1世の父親とルイの父親は別人。ナポレオン1世かルイのどちらかの父はシャルル・ボナパルトで、どちらかの父はX。
ナポレオン3世とナポレオン1世の容姿も、性格も、政治力もまったく似ていないために、ずっと疑問が持たれていた二人の間柄。
ルイのお墓をあばいて骨を取り出し、さらなるDNA鑑定をするそうなので、そのときこそはっきりした事実がわかるでしょう。
オルタンス |
二人とも、唯一の息子を若い年齢で失ったのは、動かせない共通点です。
それにしても、ナポレオンの母レティシアにしても、ルイの妃のオルタンスにしても、すごい女性です。
このような母親から生まれ、育てられたからこそ、歴史に残るような人物になったのかも。
母は強い。影響力も大きい。
重大な秘密を抱えながらも、平然と、しかも誇り高く人生を生きた姿に目眩を覚えるほど。こうした例は何も過去だけでなく、現在もたくさんあるフランスです。
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エトセトラ
2014年5月1日
ズズラン祭
街角にスズランが いっぱい。 |
小さな鈴をつけた愛らしい花が国中にあふれ、清々しい香りに包まれます。
愛情と友情のシンボルのスズランを贈る習慣は、16世紀のフランス国王シャルル9世の時代に始まったのですから、歴史は長い。とても長~い。
それは王の座についたばかりのことでした。11歳のシャルル9世が、野山に咲き乱れていたスズランの花束を5月1日に贈られ、
繊細な感性のシャルル9世 |
何しろ彼は繊細な心の持ち主で、
詩を綴るのが好きだった国王。
もちろん国事は母カトリーヌ・ド・メディシスに任せっぱなし。
スズランの花束を手にして大きな幸福感を味わったシャルル9世は、それ以後、家臣や貴族夫人にプレゼントするようになり、やがて世に広まったのです。
スズラン祭のときには、誰がどこで売ってもいいという習慣もあり、子供も大人も数日前から大活躍。
街中にあふれるスズランは、愛らしい姿をしているけれど、
毒を持っているのでお気をつけ遊ばせ。
あちらでもこちらでも スズランが売られます。 |
スズランがよく使われます。
スズランは幸福の訪れ、幸福の再来、純潔などを意味するのがその理由。
ウエディングブーケは香りのある花をという習慣が、ヨーロッパに古くからあるので、
爽やかな香りのスズランは最適なのかも。
そういえば、イギリスのキャサリン妃もスズランのブーケでした。
スズラン祭を境に、春の景色が一挙に広がるパリです。
でも、今年のスズラン祭の日は雨。
何がそんなに悲しいのか、空の色が寂しそう。
でも、ときどき太陽が姿を見せる奇妙なお天気です。
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センス磨きのエッセンス
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