2014年6月3日

ステキな再会


モニックと友人の法律家と記念撮影
20年来の友人モニック・グルゴー男爵夫人と、思いがけない場で再会。
思わず二人とも、子供のようにはしゃいでしまいました。
晴天に恵まれたある日の午後、
ポーランド大使公邸でのことです。

モナコのプリンセス、マリー=カトリーヌ・ブリニョルのために、18世紀に建築された邸宅オテル・ド・モナコ。
数カ国の大使館が次々と置かれ、帝政時代には元帥の住まいとなり、第二帝政時代に改装が成され、1936年にポーランド大使館所有となり、現在大使公邸になっているそうです。

ポーランドが誇るピアノの詩人ショパンが最初の演奏をして喝采を受けたのは、この邸宅だったし、プルーストの名作「失われたときを求めて」に書かれた、プリンセス・ド・サガンの動物たちの舞踏会を催したのもこの邸宅でした。
ポーランド大使公邸
緑に囲まれた素晴らしい旧邸宅です。
パリの有数の美しい建造物とのことです。

現大使夫人がこのような貴重なお話をして下さったのですが、驚くほど流暢なフランス語。
フランスとポーランドは縁が深く、ルイ15世のお妃はポーランドのマリー・レクザンスカ。
それ以前にはカトリーヌ・ド・メディシスの息子がポーランド国王になっていた時代もあるそうで、
こうした歴史を知ると、ますますポーランドへの関心が深まります。

モニックとは近い内にお食事しましょうということになったし、友人も数人紹介して下さって、ステキなカクテルでした。このようにして知人が増え、パリ生活が一段と楽しくなります。それにしてもパリは奥深い街です。

この日出会った多くの方が、日本に行ったことがあるとのことで、歴史や伝統のお話も出て、日本のことをもっと勉強しなくてはと痛切に思った日でもあります。