いかにもパリらしいイヴェントでした。
寒い寒い2月だというのに、それを飛ばしてしまうほどチャーミングなイヴェント。
レッドワイン、カラフルなおつまみ、 絶え間なくお料理を作るシェフ。 わずらわしいことを忘れるひととき。 |
セーヌ川に浮かぶ船が会場で、桟橋を渡り船内に入ると、座り心地よさそうな椅子やソファがほどよく置かれているのが見える。ビュッフェのテーブルもあちこちにある。通常はそこにたくさんのお料理が並べられていて、自分でお皿に取る。
ところがこの日は、サーヴィスの若い男性がそこでお料理を作っている。目の前で手早く作り、「どうぞ」などと可愛い笑顔で勧めてくれる。
美味しいキンキのお料理 |
「こんなお料理はいかが?」
などと、端正な顔の男性がプレイトに載せた絶品の内容を詳しく説明してくる。
それを断るなどというもったいないことはしない。
次から次へとお料理を載せたプレイトが運ばれてくる。
食べやすい大きさなので、いくらでもいただける。
キンキのお料理が飛び切り美味しい。
数種のお料理をいただいた後は、デザート。
これがまた見た目にも美しく、
あれもこれも味見と言っては口に入れる。
フレデリックと意気投合。 |
などと声が上がると
「エッ、どこどこ」と一斉にソファから立ち上がり、皆でその方角に向う。
ワインも上等だしコーヒーも最高級。
去りがたいほどの幸せタイムを終えて帰ろうとするとお土産。
人生を飾ることに長けているパリジャン、パリジェンヌとの集いはほんとうに楽しい。いろいろな事がある今、こうしたブレイクを味わうのは貴重です。