シャロンヌ(9号線)
かつてのシャロンヌ村が駅名の起源です。パリから村に通じる道路はシャロンヌ通りと名付けられ、今でも残っています。
のどかだったシャロンヌ村。 修道院がいくつもありました。 |
シャロンヌでもっとも重要な建造物はバニョレ城でした。1600年代に領主の館として建築され、その後数人の貴族の手に渡り敷地もそれに伴って拡大されました。
広大な領地の中に建築されたたエレガントなバニョレ城。 |
オルレアン公爵夫人。 |
1719年にオルレアン公の妻、オルレアン公爵夫人がシャトーを購入したときから、華やかな存在になります。オルレアン公はルイ15世が幼少のころ摂政を務めていた有力な人物。公爵夫人は敷地をさらに拡大し、オルレアン公はシャトーの中に劇場を造らせ、自ら劇を演じていました。
その後バニョレ城は子孫が引き継ぎますが、1769年から土地が分割して売られるようになり、シャトーも1771年から取り壊されました。幸いなことにその一部が難を逃れ現在も残っています。
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