2019年7月7日

ハイジュエリー 煌びやかなニュ―コレクション №3

ミキモトの新しいハイジュエリー・コレクションのテーマは庭園。華やかな社交が繰り広げられるガーデンパーティーは王朝時代からもてはやされ、現在も引き継がれている大切な文化です。その舞台となる庭園をメインテーマにしたミキモトはヴァンドーム広場の店内を純白の花々やリーフで飾り、一歩中に入ると妖精の国に招かれたような錯覚を起こすほど幻想的。展示されているジュエリーはどれもデリケートな感性が込められていて、日本人の繊細さを再認識しないではいられません。

トップモデルの富永愛さんが詩情あふれる店内で
ミキモトのジュエリーをまとって歩を進めます。

メインテーマの庭園を表現する秀作のひとつ。
開け閉めできる窓の向こうに庭園が見える発案が素晴らしい。
トビラの向こうに
花の女王のバラが艶やかな姿を見せるブローチ。
物語りが浮かびそう。
ブルーとパープルの色合わせがシックなブローチ。
サファイア、トルマリン、ガネット、ダイヤモンドなどに大粒のパールがよく似合う。
華麗な花々を散りばめた襟のようなフォルムのネックレス。
限りなくフェミニン。


庭園に清々しさを散るばめる
カスケードスタイルのネックレスとブレスレット、イヤリング。

             ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ブシュロンのハイジュエリーは建築をテーマにしたクリエイションが目立ちました。ヴァンドーム広場に最初に店舗をオープンした老舗だけあって、広場へのオマージュともいえる複数のジュエリーがノーブルなオーラを本店の隅々まで放ちます。


ヴァンドーム広場の敷石がインスピレーションの源の高貴なネックレス。
歴史と現代性の卓越した融合が見られます。

1900年に建築されたグランパレを表現する
画期的なネックレス。

グランパレのガラス張り屋根を上から見たパーツ。


屋根の中央のドーム。
メゾン創立以来継承している
クラフトマンシップに驚嘆するばかり。
八角形のヴァンドーム広場が流麗な流れを示す
ノーブルなネックレス。
広場を建築させた太陽王ルイ14世も
さぞかしお喜びでしょう。

3代目ジェラール・ブシュロンが飼っていた黒猫ウラジミールは
今ではすっかりアイコンになっています。

私の愛猫シャトレにそっくりな白猫もいて、
思わず歓声をあげてしまいました。
宝石をまとってプリンセス気分ですまし顔。