アドリア海は本当に美しい。ここには、汚れなき純粋な青がある。飛行機で近づくに従って見えてくる、紺碧のブルー。すべてのわずらわしさを忘れさせるほど、清らか。心も体も一瞬のうちに洗われるよう。
汚れなき紺碧のアドリア海。 この海に面したクロアチアとモンテネグロは、隣り合わせの国。 青い海はどちらの国から見ても、息をのむほど美しい。 |
パリから飛行機でわずか2時間半ほどで見えてくるアドリア海の美しさは、感嘆の声をあげないではいられないほど。単にキレイなのではなく、白い帆のヨットが似合う、ちょっとお洒落なキレイさ。
クロアチアで飛行機をおり、お隣の国モンテネグロまでは車で移動。2006年に独立したばかりのモンテネグロだけれど、年々外国人お気に入りのヴァカンスの地となっているようで、場所によっては南仏のようなレストランやカフェもある。ただし、規模は小さい。だから親しみやすくていいのかも。
モンテネグロは「黒い山」という意味で、その名の通り、山が大部分。小高い山の中腹や頂上に、住まいや教会が点在している。海辺の周りを観光バスでくねくねと回り、その規模に驚いていたら、ここのフィヨルドは、ナンと北欧に続く大きさだそう。
小舟に乗って海に近づくと、その深いブルーに体ごと吸い込まれそう。 |
主要な町に城壁が必ずあり、山の中腹にはさまざまな建物があるのが特徴。 |
古い歴史が残っているのも大きな魅力。中世の街並みを残すコトルは、12世紀に建築されたロマネスク様式のカテドラルもあり、ユネスコ世界遺産に認定されているし、旧市街を保存しているブドヴァには、白い砂浜のビーチがある。ローリングストーンズもここでバカンスを楽しんだ、とガイドさん。
まるで、おとぎ話に出てくるような小さい島もある。スヴェティ・ステファンと呼ばれ、15世紀に漁師たちが暮らしていて、その後、この島が人気を呼ぶようになり、高級ホテルが建築され、エリザベス・テーラーやソフィア・ローレンなど、大スターたちが、気ままにヴァカンスを過ごすようになったのです。
いろいろな顔を持つモンテネグロ。また行きたい国。
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