彼がデザインした着物も数多く展示され、その華やかさは圧倒的。
それまでの着物に関する観念を変えてしまいそう。やはり華のある人ならではの感覚、そして何という大胆さ。
その足元に飾られた花たちも、晴れの日を喜んでいるかのように精気が満ちあふれている。和服姿の假屋崎さんは、こぼれるような笑顔で招待客に挨拶。非常に純真な人。そして輝くばかりのオーラがある。
正木靖公使と假屋崎さん |
パーティーはプティ・パレ館長ジル・シャザルの言葉に始まり、假屋崎さんの日本語の挨拶。続いて、用紙に書かれたフランス語の挨拶を声高らかに読み上げる姿は、優等生の答辞のようで可愛らしい。正木靖駐仏日本大使館公使が、その後日仏語で假屋崎さんの才能を称えるご挨拶。そして乾杯。そのグラスが真紅というのが、いかにも假屋崎さんらしい。