これがママンがおったツル。 これと同じのをつくるのね。 |
「今日はツルのおり方をおしえてあげるわね」
ママンはいつもわけのわからないことを言うから、
ワタシは思わず緊張。
「ナーニ、ツルって?」
「ツルよ、ツル。紙でツルをおるの。たくさん必要だから、君にも作ってもらおうと思って・・・」
「そうすると、ナニかいいことあるの?」
「もちろんよ。東日本大震災にあった人へのお見舞いにするのよ。ツルは長生きするの。それを1000羽おると、病気の人が治ったり、願いごとがかなったりすると言われているのよ。
心のなぐさみにもなるしね。皆に元気をだしてほしいの」
フーン、ママンもなかなかいいこと考えるのね。
心のなぐさみにもなるしね。皆に元気をだしてほしいの」
フーン、ママンもなかなかいいこと考えるのね。
できばえは、どう? |
そういうとママンはにっこり笑って、
頭をなでてくれました。
「じゃ、見本を作るから頭をなでてくれました。
よく見ていてね」
そういうママンの手元を見ていたら、
けっこうむずかしい。
「ワタシにできるかな~」
紙をおったり、のばしたり。
ときにはやぶけたりしながら、それでもやっと完成。
自分でも関心するくらい たくさんつくったものね。 |
フーフーフー・・・ニャン、ニャン、フーフー
時間がたつのも忘れてどんどんおった結果を見てください。
これはぜんぶ、日本の人へのお見舞いです。ほんとうは、もっとおってもいいのだけれど、紙がなくなってしまったの。