2011年12月4日

ナポレオン戴冠式記念日

衛兵に囲まれた
ナポレオンの帽子
ナポレオンがフランス皇帝の座につく戴冠式をおこなったのは1804年12月2日のこと。ゴチック建築の傑作中の傑作の、パリのノートルダム大聖堂で輝かしい式をあげたとき、ナポレオンは若干35歳。ルーヴル美術館とヴェルサイユ宮殿の壁を飾る大きな絵が、絢爛豪華な式典の様子を詳細に語っています。

その栄光の日は、200年以上たった今でもナポレオン崇拝者の間では重用な祝祭日。パリに本拠を置くナポレオン史学会とナポレオン財団は、毎年趣向を凝らしたデイナーを開催。

カクテルの間で

今年、会場として選ばれたのは、ウェスティン・ホテルの「ナポレオン三世の間」このホテルがインターコンティネンタル・ホテルだった時代に、ナポレオン一世の甥にあたるナポレオン三世の妃ウジェニーが長年暮らしていたため。

 今年はナポレオン愛用の、あの特徴のある帽子もカクテル・ルームに展示。出席者のひとりがオークションで購入し、身近で見られるようにこの日に持参。

ディナーは豪勢な
「ナポレオン三世の間」で。
カクテルは20時からというので20時ぴったりについたのに、もうたくさんの人。ナポレオンの衰えない魅力に圧倒されたのは私だけではないはず。

カクテルの後はディナーのために「ナポレオン三世の間」に移動。シャンパンで乾杯のさいに「皇帝バンザイ」の張りのある声がいっせいに上がり、もしかしたらナポレオンがその声に復活するのではないかと思ったほど。

長い会食の間の話題は勿論ナポレオンに関することがほとんど。2015年には、ナポレオンの終焉地セント・ヘレナ島に飛行場ができるという正式発表があり、拍手喝さい。セント・ヘレナ島は行ってみたい地のひとつなので、今から資金など工面しようと心に誓ったよき夜会でした。