カラフルで、楽しく、冬枯れの公園にひときわの華やぎを与えています。
2010年1月10日から2012年1月9日まで、ポンピドゥー文化センターで草間さんの回顧展が行われ、それを記念してチュイルリー公園に展示したもので、回顧展終了後は消えてしまうと思っていたところ、今でもあるのです。幸いなことです。
鳥や花などから声が聞こえたり、水玉模様がいたるところに見えたりしたそうで、それから逃れるために絵を描くようになったとのこと。
でも、何よりも、彼女の独自の創造性があったからこその評価です。
手早く、けれども、丁寧にたくさんの水玉を描く草間さんの映像を見たことがありますが、それに打ち込む真剣な姿は心打たれるほど。
自伝も書いたり、映画製作を手がけたこともあるそうですが、絵が一番草間さんらしくていい。そういえば、先日伺ったフランス人の友人の家に草間さんの水玉の大きな絵が飾ってあって、とても嬉しく思ったものです。
草間さんの楽しい作品がチュイルリー公園にあるからには、自然に子供たちの目にもとまり、何らかの影響を与えるでしょう。
現実に存在しない世界観であるだけに、刺激があり、細胞が喜びます。
チュイルリー公園の3点の作品 |