2012年4月20日

日本人の知恵展


日本人の知恵展のカタログ
日本人ならではの和の精神を込めて形あるものとした美には、深い味わいがあります。

独自の繊細さを込めて制作した絵画、書、様々な工芸品をまじかに目にするとき、
心の奥深く染み入るような感動を覚えるのは、
そこに高い精神性がおりこまれているからかもしれません。
仏教が広く布教され、
日本人の日常生活のすみずみに至るまで溶け込んでいるからには、その教えが文化や芸術に大きな影響と及ぼしたことは当然のこと。

特に京都は幾世紀にもわたって日本ならではの文芸を育んできた都。
そうした京都の貴重な伝統工芸品が、今、パリ日本文化会館で堪能できるのです。

展示されているのは、吟味を重ねて選んだ素晴らしい作品ばかり。
仏壇、多くの法具、掛軸、清水焼のお皿、花瓶、刀、お面、漆器など多岐に渡り、パリにいながら日本の古都の雅を堪能できます。


アンドレ・マルロー未亡人
ピアニストのマドレーヌさん

木曽ユネスコ大使夫人の陽子さん、
節子・クロソフスカ・ド・ローラさん
この素晴らしい展覧会のオープニング・セレモニーが4月17日に行われ、本願寺法主をはじめとし、駐仏日本大使ご夫妻、ユネスコ大使ご夫妻、元フランス文化大臣アンドレ・マルロー未亡人、節子・クロソフスカ・ド・ローラさん、そのほか日本通のフランス人が多数おいでになり、日本の伝統美術の話題が会場に広がる素晴らしいひとときでした。

日本人の知恵展
5月5日まで