ローマ法王が任期中に退位を発表。
カトリックのフランスでは
大大ニュースです。
法王は85歳になられたとのことで、
年齢的にこれ以上続けていくことが出来ないというのがその理由のようです。
神にお祈りを捧げて
このような決断を下したようで、
そうであれば、
カトリックの人はそれを衝撃もなく受けいれることでしょう。
ローマのヴァティカン |
フランス大統領はすぐにコメントを述べ、
法王の賢明な決断を尊重するとのいかにも理知的な発言。
法王が任期中に退位するのは
1415年以来。
実に600年前にさかのぼるのであるから、
やはり大ニュース。
フランスはなおさらのこと。
なぜならその600年前に当時の教皇グレゴリウス12世が退位したのは、
南仏のアヴィニオンにもうひとりの教皇をたてたために、
教会の大分裂が起き、グレゴリウス12世は強制的な退位に追いやられたのです。
後任の法王を急いで決めないといけないヴァティカンです。
なにしろキリスト復活祭をまじかに控えているのだから。
この突然の退位宣言は、
やはり一般人には衝撃。
法王がひとりの人間であることを、実感させる出来事です。