物語を語っているような 楽しさいっぱいのチョコレート屋さん |
移動性の祭日イースターがもうじきです。
カトリックの国フランスでは、
この祝日はとても重要。
何しろキリストがよみがえった日なのですから、
国をあげてのお祝いです。
学校はもちろん長いお休みが続き、
それに合わせて親までヴァカンスという
恵まれた国、フランス。
日本だったら、
子供の休みに合わせて親も休暇などとても想像もつかないけれど、
フランスは何があろうとこの習慣は変わらない。
イースターの花形は 何といってもニワトリ |
パリのチョコレート屋さんのショーウインドーは、すでに一ヶ月ほど前からイースター気分。
復活を表す祭日だから、新たな命を生む卵のチョコレートがほとんど。
カラフルで物語を語っているようなディスプレイが楽しいこと。
にわとり、卵、豊穣をあらわすウサギ・・・どれもかわいくてずっと飾っておきたいほど。
動物の形をしたチョコレートを食べるたびに、
残虐な野獣になったみたいで心が痛むのに、
鳥や豚、牛の肉、魚は何の躊躇もなく食べてしまう。
不思議なものです。
メルヘンの国のよう。 食べるのがもったいない。 でもやはり食べたい。 悩みが深くなる一方 |
情が移らないのかも。
などと話はかなりずれてしまったけれど、
にわとりの形のチョコレートを買って、少しずつ崩しながら
「ごめんね、痛い?でもおいしいから止められないの」
などと言いながら結局毎年食べるのです。