フランスの雑誌の表紙を飾る ローマ法王 |
新しいローマ法王をめぐる取材は、
日を追って加熱する一方。
とにかく人気がすごい。
今まで法王はヨーロッパの人だったのが、
フランシスコ新法王は
アルゼンチン出身。
そのためか、
明るく人懐っこい性格であることが、
どの写真からも伺えます。
10代のときには
心をときめかした女性もいたという、
一般の人と同じような経験をしていることも
人間味があっていい。
「神さまからのお告げがあったから、君と人生を歩むことにはならない」
などどいう内容の別れの言葉も、
いかにも青年らしくてほほえましい。
つまり、好感をもてる法王なのです。
ドライバーつきの車ではなく地下鉄を愛用し、
ローマに向かう際にもエコノミーを利用。
服装も質素を好み、プライベート秘書も持たず。
こうした様々な逸話を知れば知るほど、
新法王が
私たちと同じ地球上に住んでいる人なのだ
という実感がわき、
それが人気のもととなっているのは確か。
法王就任後の初めてのミサの後、
世界中から集まった群衆の間を
防弾ガラスもない車で回ったのも、
人との間に壁を作りたくないという意志のあらわれ。
民主化を積極的にはかる法王出現で、
今後どのような変化があるか期待は大きい。
人民と親しく、人民と同じ高さにいて、人民のために尽くそうという法王を向かえ、
世界に明るさと温かさが広がったように思えます。