2013年11月12日

「ミス・ディオール」の華麗なる展覧会


ヴェルサイユ宮殿の
愛の神殿をヒントにした
香水の展示方法が画期的
18世紀に傾倒していた
ディオールならでは。



女性を花のように美しく装いたい一心で優美な服を創作して、
戦後の混沌とした世界に喜びと幸せを与えた
クリスチャン・ディオール。

花に限りない愛着を抱いていたディオールが、その香りを全身でまとうフレグランスを発表したのは、最初のコレクションと同じ
1947年のこと。

「ミス・ディオール」と命名されたそのフレグランスは、
それ以来、計り知れないほど多くの女性たちを幸せな香りで包んできました。

ドレス「ミス・ディオール」

「ミス・ディオール」という名を耳にしたり目にするだけで、芳しい香りが漂ってくるようなその香水は、ボトルもこの上なくチャーミング。
ボトルのネックには愛らしいリボン飾りがあり、
それがクチュールとの密接な関係を示します。

目に見えないけれど存在感があるフレグランスは、
おしゃれの仕上げに欠かせない。
このフレグランスが誕生して今年で66年。

左はディオールの代名詞的存在の
バー・ジャケット。右は現代アーティストの作品
グランパレでのエキシビションは、
当時、香水をどのように展示したか見られるだけでなく、
ディオールが名付けた「ミス・ディオール」と呼ばれる、
それはそれは愛らしいドレスも展示。

さらに、今との関連性を見せるために、
現在のデザイナー、ラフ・シモンズの
花のような女性を表現するドレスも展示。

クリスチャン・ディオールの作品からインスピレーションを得て、現代アーティストが
創作した作品もあり、不思議な世界を作っています。


幸せ気分を満喫
それだけでなく、デザイナーになる前にギャラリーを経営していたディオールを垣間見れるスペースもあるのです。

芳しいミス・ディオールの香りが満ちる中で、
メルヘンの世界を浮遊しているような心地よさをぜひ体感して下さい。

グランパレで11月25日まで開催
無料