2014年10月9日

コンサートとワインのステキな夕べ

オクチュオール・ドゥ・フランスの熟練演奏家たち
優れた演奏家が集まり様々な場で活躍しているオクチュオール・ドゥ・フランス。
卓越した力量が感じられる演奏は、いつまでも心に残る感動を与えます。

今回はハイドンとベートベンの作品の演奏。
その会場は、1856年に建築されたウジェーヌ・ナポレオン財団のチャペル。
もともとはナポレオン3世の妃ウジェニー皇后の希望で建築された、
恵まれない家庭の子女のための寄宿学校がこの地にありました。

コンサートの前にサロン・ウジェニー皇后で
ウェルカム・シャンパン。
後方はナポレオン3世の妃、美麗なウジェニー皇后。
その建築当時の美しい壁画、天井画、ステンドグラスが残っているチャペルで開催されたコンサートには、格別の味わいがあります。

見上げるばかりに背が高い天井に向って響き渡る音色は、ときには力強く、時には
優しさがあふれ、
平和で感動的な世界に浸る貴重なひとときは忘れがたい。やはりクラシックはいいと、再認識しないではいられない素晴らしい演奏。

その後は、味覚の秋にふさわしいワインの試飲。しかもフランスが誇る3酒のレッドワイン。
歴史を刻んだチャペル、クラシック、ワイン、終わりなき談笑。
いかにもパリらしい、芸術のシーズンにふさわしい夕べでした。