黒白の配色と理知的な瞳で、 大きな仲間に負けない迫力がほとばしっているでしょ? |
2015年3月21日
ナポレオン エルバ島からパリへ戻って200年記念
カルーゼルの凱旋門を 白い愛馬で通るナポレオン。 |
その200年目を記念するイヴェントが、チュイルリー庭園内のカルーゼルの凱旋門で行なわれました。残念ながら、ナポレオンがこよなく愛していた壮麗なチュイルリー宮殿は、後年に姿を消してしまいますが、凱旋門は今でも残っています。
皇帝の到着を待つ忠実な将軍たち。 |
史学会会長(左)、 パリ支部長と光栄な記念撮影。 |
15時に始まったセレモニーは17時30分まで続き、ナポレオンの時代の栄華に触れた感動は忘れがたい。それにしても軍服はいつ見てもいい。誰も彼もが立派に見える。
陽光を受けた凱旋物がひときわ美しい。 |
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エトセトラ
2015年3月20日
パリ日動画廊のエキシビション
写真と墨による画期的作品。 |
個性的美人の長谷川崇子さんがディレクターを務めるパリの日動画廊。
パラスホテル、ル・ブリストルからも、大統領官邸エリゼ宮殿からも近い素晴らしい立地条件にある日動画廊は、インターナショナルな顧客が多い画廊です。
毎回、画期的なエキシビションを企画し注目を呼んでいますが、今回は書の巨匠、海老原露厳氏と写真家アントワーヌ・プペルのコラボレーションによる作品がメイン。
ヴェルニサージュの日に 長谷川崇子さん、飯田ご夫妻と。 |
Galerie Nichido
61 rue du Fg. Saint Honoré
75008
5月2日まで
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センス磨きのエッセンス
2015年3月18日
イヴ・サンローラン、貴重なエキシビション
財団の外に見られる エキシビションのポスター。 |
イヴ・サンローランとピエール・ベルジェが創立した財団では、これまで多くの高度なエキシビションを開催し、多くの国の文化紹介に貢献してきました。
今年から趣旨を変えて、イヴ・サンローランのみに関する催しにすることをベルジェが決定。その趣旨の最初のエキシビションは「71年代」。
挑発的なクリエーションで話題を呼んだコレクションです。その代表作ともいえるグリーンのファーコートを筆頭に、28点展示。その頃は私まだパリに住んでいなかったので、ひときわ感動。一点一点がまるで宝物のように思える。
友人のギメ博物館の オレリー・サミュエルと。 |
素晴らしいのは作品だけでなく、それぞれの作品のサンローランのデッサンがあること。
中にはサンプル用の布地もはってある。
当時のショーの映像も流れていて、小さな部屋でのコレクション発表だったことがわかる。16区のスポンティニ通り30 bis 番地でのことでした。
ここが出発点で、そこからあれほどの大企業となったのです。
プレ・ヴェルニサージュに招待された人々は、いつも通りエレガントな装いの人ばかり。ベルジェが嬉しそうに顔をほころばせながら、ひとりひとり迎えている。
赤いポピーの花があちらこちらに。 |
アクセサリーで変化をつければ何十年たっても、新し
い服を身に着けた幸福感に浸れる。
するとベルジェは必ず言う。「とてもシックだね」。
何度言われても嬉しい言葉。
作品をじっくり鑑賞した後はカクテル。こだわりのベルジェだから、何もかもパーフェクト。時間はあっという間に経ってしまう。
預けておいたコートを若いイケメンから受け取り外に出ると、あたりは真っ暗。
パリがさらに好きになるような日でした。
5 avenue Marceau
75116 Paris
7月19日まで。
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センス磨きのエッセンス
2015年3月15日
ショーメのニューウォッチ
「クラス・ワン」 |
宝飾店ショーメが新しいウォッチを披露。
ヴァンドーム広場の本店は、それに合わせて壁に特別装飾を施し、それが一見、京都の石庭のような雰囲気があり素晴らしい。
今回ショーメは才能豊かなコンテンポラリーアーティスト、
ロリス・チェッキーニとのコラボレーションを実現し、アート性高い製品を発表。
それが300個の限定版の「クラス・ワン」。
壁を飾るロリス・チェッキーニ作の 石庭を彷彿させる作品。 |
カフスキンのストラップにもそのモチーフが描かれ、こだわりが伝わってきます。
コンテンポラリーで快適さがありながら、落ち着いた気品もあり、昼夜を問わず愛用できそう。
モノクロなのがとてもお洒落。
高級宝飾店ならではの逸品です
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センス磨きのエッセンス
2015年3月13日
2015年3月11日
ディオール、ショーの後で・・・
アブストラクトな作品が多かった ディオールのコレクション |
とても作品を一点一点細かく見ることは出来ない。大まかな傾向はわかるけれど、その裏に何があるか、知りたいもの。
素材は何か、刺繡やカットのテクニック、裏地やプリーツなどのきめ細やかさも見たい。マヌカンがショーで手にしていた愛らしいバッグを開けて中を見たいし、目眩をおこしそうなほどヒールが高い靴も近くで見たい・・・
ディオール本社でじっくりと コレクションを観賞。 ディオール・ジャパンの伊藤英恵さんと。 |
何人もの美人の丁寧な出迎えを受け、クリスチャン・ディオール本人が使用していた階段を通り、階上でプレスの人がにこやかに迎えてくれる心地よさ。その上、上質のドリンクやスイーツを勧めてくれるのはイケメン。
誰も彼も感じがよくていつまでもいたい気分。
クチュールメゾンならではのひとときです。
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センス磨きのエッセンス
2015年3月10日
カルティエ、新作品ご披露
凱旋門近くの展示会場に 並ぶ新作品。 |
時代を先取りする老舗カルティエは、「パリ ヌーヴェル ヴァーグ」シリーズの新作品で、パリの素晴らしさを貴石で華やかに表現しています。
長方形の展示台にパリの主だったモニュメントが描かれ、そこにデイタイム、ナイトタイムなどテーマごとにジュエリーが展示されていて、とてもわかりやすい。
パリの今を象徴する、錠前が付けられた橋を イメージした作品。 |
今回の作品で私が一番気に入ったのは、錠前がびっちり付けられているパリの橋にインスパイアーされたネックレスとブレスレット。カルティエが作るレースのような繊細な橋はピンクゴールド。そこにかかる錠前は、アメジスト、アクアマリン、トルマリン、ダイヤモンドなどで豪華でチャーミングで楽しさもある。
このような、今のパリを象徴する画期的なアイディアが、何と素晴らしいこと。
こうした発想にカルティエの革新性、独創性がはっきり表現されていて、さすが老舗と関心しないではいられない。
このような思い切った作品を見ると、ジュエリーの創造に限りがないことがわかります。
パリのエスプリたっぷりの「パリ ヌーヴェル ヴァーグ」。それを身につけた瞬間から、パリジェンヌになれそうな気分。
私たちも負けずにヌーヴェル・パリジェンヌ。 左からカルティエ・ジャパンの小野さん、25ans の長井さん、私、25ans の三浦さん。 |
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センス磨きのエッセンス
2015年3月9日
松永貴志さんのコンサート
左から藤原圭子さん、私、鈴木庸一駐仏日本大使、 松永貴志さん、カーシャさん、鈴木隆子大使夫人、藤原邦一さん。 |
舞台の上にはグランドピアノが一台。
そこに向かって足早に歩き、椅子に腰をおろしたかと思うと直ちに指が動く。
演奏を始める前に呼吸を整えたり、ちょっと間を置く人がほとんどなのに、松永貴志さんは間髪入れずに演奏開始。それだけで只者でないことが伝わります。
演奏が進むに連れ、ピアノが彼の体の一部、延長のように思えてくる。
爽やかな人柄にふさわしい、爽やかな演奏。
指の動きは目で捉えられないほど早く、確実で、神業としか言いようがない。
東日本大震災チャリティコンサートを自ら企画し、情熱と愛を込めて実施しているヒューマニストでもある。日本の未来に明るさを感じさせるパワーも持っている。
作曲家、ピアニスト、編曲者。いろいろなタイトルがあるけれど、彼の今後の抱負が素晴らしい。
それは・・・・秋になると一部が分かります。今からとても楽しみです。
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エトセトラ
2015年3月6日
アルマーニのパーティー
新作のバッグ。 これはルクレルール限定版。 |
新作のファッションが披露されるファッション・ウィークに合わせて、いろいろなイヴェントがあるパリです。
そのひとつが、セレクトショップ「レクレルール」でのアルマーニのバッグ「ル サック オンズ」発表パーティー。
招待されるのはファッション関係の人だけあって、ひときわ華やか。皆、顔見知りだから和気藹々。
ジョルジオ・アルマーニがメゾンを創立して今年で40周年だそう。
これはすごいことです。
創立者が今でも現役で活躍しているのは、
非常に貴重なことだからです。
アルマーニ ジャパンの 山路由美さん。 |
独特の色合い、フォルム。
アルマーニの素晴らしさは、見ただけで彼の作品とわかること。
イタリア人でありながら、パリのシックを身につけ、それを作品で表現していること。
今回のバッグもいかにもアルマーニらしく、大人のエレガンスがあっていい。
パリでは「レクレルール」のみで販売する限定版もあって、話題になりそう。
サイズも3種類あって、着物にもぴったりのもある。
ちなみに「ル サック オンズ」はフランス語で「Le sac 11」。
アルマーニのバースディ7月11日とミラノ本社の番地から、11をバッグのネーミングにと彼が希望したそう。
そういう意味でもアルマーニにとって格別の思いがこもっているのでしょう。
この日は他にもレセプションがあり、忙しいファッション・ウィークの始まりです。
まだ寒いパリですが、それも一挙に飛んでしまうにぎやかさ。 |
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センス磨きのエッセンス
2015年3月4日
2015年3月1日
夢があるパレ・ロワイヤルのメトロの入り口
このメトロのエントランスは、皆さんも、もう何度も写真で見ているでしょうし、私も数え切れないほど実物を見ています。
2000年の創作というからには、15年も経過している。
それなのに、今でも見るたびに新鮮で、はち切れそうな楽しさが体の隅々まで広がります。
特に晴天の日に、陽光を浴びてキラキラと煌くと、大きなジュエリーかと思うほどゴージャス。
「夢遊病者のキオスク」と呼ばれる、このガラスとアルミニウムの作品は、暗い地下のメトロから、地上の光の世界に出て行くことの喜びを表しているそう。
そう思いながら見ると、喜びが様々な色を浴びて飛び跳ねているように思える。
ここは夢がある小さな空間。
このような場所が旧建築の真ん中にあるなんて、お洒落。
何てステキなパリ。
明日もまた行って、このベンチに腰かけて目を閉じて、夢の世界を歩こう!!
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センス磨きのエッセンス
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