2016年5月1日

スズラン祭の日

チョコレート屋さんにも、スズランがいっぱい。
またスズランの日がやって来ました。そうです、5月1日はスズラン祭の日。
この日は誰でも スズランを売っていいので、ズズラン売りに変身した子供や大人の姿を街中で見かけます。今年は好天気に恵まれて、ズズラン売りもそれを求める人も笑顔です。

メトロの入り口で売る人が多い。
ひと束5ユーロくらい。 


幸福をもたらせるこの愛らしい花をプレゼントする習慣は、とてもいい。
値段も高くないし、可愛らしいから誰からも好かれる。

 5月1日はメーデーの日でもあります。
だからデモもいっぱいある。休日なので大勢集まって大行進。そうでなくてもこのところ、労働法改正案に反対する動きが全国であり、警官との衝突が毎日あるフランス。しかも結構激しい。労働組合が多いフランスでは、働く人が強い。皆、どれかの組合に入っているから、仲間が助けてくれるのです。大きな組合が何と5つもあるフランス。これは他の国に比べると異常な数。

労働時間短縮、補助金値上げ、 賃金値上げ、年金額改善・・・
要求がいっぱいあって、それを求めるデモやストライキのたびに、一体誰が払うのだろうかと 考えてしまう。

幸福をもたらせるズズランをプレゼントし合って、仲良くなるといいのに・・・
と願ったけれど、そのようなことはまったくなかった5月1日でした。