2017年2月1日

メトロの駅名は語る 23

Bourse
ブルス (3号線)

「ブルス」フランス語で証券取引所のことです。
フランスに証券取引所が生まれたのは17世紀で、古い歴史があります。

現在見られるパリ2区の証券取引所を建築させたのは皇帝ナポレオン。1808年、最盛期に自ら建築用の最初の石を置いています。

1854年、セレモニーが行われた証券取引所。
けれども完成したのは1826年で、ナポレオンは失脚しセント・ヘレナ島で世を去っていました。その年に完成した姿を見せた証券取引所は、コリント様式の列柱に取り囲まれた均整のとれた建物で、まるで、ギリシャの神殿のよう。

1900年に描かれた証券取引所の外観。
現在も同じ姿。
2000年に証券取引所の機能を果たさなくなり、今はレセプションやディナー、コンサートなどの会場として使用されています。

この界隈は今でも両替所が多く、レートがいいと旅行者に評判です。
昔の紙幣やコインを取り扱っているお店もあり、一日中賑わいを見せています。

グルメにうれしいのは、この周囲においしいレストランが たくさんあること。
中でも 下記の4店はおすすめです。

Le Vaudeville 1920年代のインテリアがすばらしい。味もしっかりしている。
Gallopin 1876年創業、伝統的な味が大人気。
Mori Venice Bar ヴェネティアの本格的味が魅力。コンテンポラリーなインテリアもステキ。
Terroir Parisien Bourse スターシェフ、ヤニック・アレノご自慢の最新フレンチの味を満喫できます。