アレジア(4号線)
激戦地アレジアで、 ローマのシーザーに降伏する ガリアの長ウェルキンゲトクリス(左) |
ブルゴーニュ地方にある古代都市アレジアで、ガリア征服を志すシーザー率いるローマ軍と、ガリア人の長ウェルキンゲトクリスの間で激しい戦いが繰り広げられ、ローマ軍が大勝利を得ます。
18世紀に発行した、シーザーが書いた「ガリア戦記」。 |
シーザーが「ガリア戦記」 を自ら書いたために、この戦いの様子が後世に伝わりました。
以前のアレジア、 現在のアリーズ・サント・レーヌにある ウェルキンゲトクリス像。 |
というのは、戦いの敗北が見えてきた際に、彼は部下たちの身の安全と引き換えに、自ら進んで捕虜になり救ったからです。ガリア統一を果たしたのもウェルキンゲトクリスです。
1908年に激戦地の発掘が行われました。 |
美貌、勇気、優れた戦略を持つ彼が、シーザーの侵略から ガリアを救うために戦ったのは、若干20歳のとき。
ルーヴル美術館にあるシーザー像。 |
他の罪人を許していたシーザーでしたが、ウェルキンゲトクリスは別。
それほど彼の威力はおおきかったのです。
独裁者になったシーザーは暗殺されます。 紀元前44年、反対派の手にかかるシーザー。 アレジアの勝利から8年後のことでした。 |