何しろ会場が、かの著名な3つ星レストラン、ルドワイヤン。
なので、このお知らせを受けた当日に申し込みました。人数に制限ありと書いてあったから真剣でした。
ルドワイヤン二階の個室が講演の会場。 一階のメインダイニングルームと、 二階のシャンゼリゼが見える部屋は知っていましたが、 このプライベート・ルームは初めて。 ベランダにはエレガントな女性像がいくつかあって貴族の館のようです。 |
とメールでお返事をいただいたときは、本当にうれしかった。
講演が始まる前に交代で記念撮影。 こうした席にはクラシックな服装で行くようにしています。 |
ずいぶんとお堅いテーマですが、経済が最悪だったルイ16世の時代に、アメリ独立戦争に大々的な援助を行ったフランス。
第二次世界大戦のときにはノルマンディーに上陸し、ドイツ支配からのフランス開放に貢献をなしたアメリカ軍。
このようにアメリカとフランスの関係は深いのです。
アメリカ人大佐ピーター氏。流暢なフランス語で講演。 手にしているのはナポレオンの戦闘の地図帳。 |
アメリカ陸軍士官学校ウエストポイントの教授でもある大佐は、流暢なフランス語で講演を続け圧倒されました。
一番興味深かったのは、アメリカがナポレオンの戦略を今でも評価していること。ナポレオン崇拝者ばかりの史学会会員は、この話に大満足。
ノルマンデイー上陸作戦の激戦地、ユタ・ビーチで戦った フランスの英雄がこの日の特別ゲスト。 90歳を超えているのにお元気で、しかもエレガント。 |
講演の最後に史学会会長がノルマンディー上陸作戦の際、ユタ・ビーチで活躍した英雄をご紹介。
その方は何と入り口でお会いし、「どうぞお先に」とエレガントに微笑んでくださった殿方。もちろん「いいえ、そちらこそお先にいらしてください」とお返事しました。
服装にしても話し方にしても印象に残る気品ある紳士で、どなたかしらと一瞬思った方でした。
激戦地で戦った英雄を目の舞にして、
「貴方のような方にお会いできて大変光栄です」
と声をかけずにはいられませんでした。
二階の壁に、ルドワイヤンが創立された年号1792年と、 当時の様子を描いた絵が飾られています。 |
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